こちらは要介護度5の実母の病気や入院生活、自宅介護などについてつづっていたブログです。
母は2021年10月に心不全で亡くなりましたが、現在もときどき母の介護の振り返り記事等を載せております。
いつぞやの記事。
洗濯物を干したりかたづけをしたり。
12月中旬に、作業部屋で使用する電気ストーブを購入しました。
その後の使った印象です
それと……ふと気になって「ストーブの温かさ」について調べたら迷宮に入ってしまったという件です。
なかなか暖かいです、コレ。
遠赤電気ストーブ KKS-0623
↑小泉成器(株)の商品紹介ページにとびます
パソコン作業をするときに横に置いて使っています。
かなりの小型ですが想像以上の暖かさでした。
先ごろパソコンデスクをこたつ側のローテーブルから寝室のハイデスクに変更したので、足が冷えやすくなりました
あと「軽い」のは大きなポイントでした。
日ごろは別の部屋に置いているので、使いたいときに片手でひょいっと持てるのはありがたいです
軽いとぶつかったときなどに倒れやすい欠点もありますが、そのあたりは安全装置がついているのでカバーできるかと思います。
さて。
このストーブの暖かさを伝えるべくキーを叩いていて、ふと思ったギモン。
よく暖房器具のコピーで
遠赤外線効果で体の芯から暖まります
というのを見かけます。
それと、セラミックを練り込んだ繊維製品などでも
遠赤外線効果でぽかぽか
等のワードが使われていますが……
よくよく考えてみると。
ん? どういうこと??
実のところよく理解していませんでした
そこで、カンタンに答えが見つかるだろうと気軽にネットの海を漂ってみることにした次第です。
わたしは物理を履修しなかったのでよくわからんのです
遠赤外線効果で体の芯から暖まるはウソ?
このようなコピーを見ると「遠赤外線は体の中まで浸透する」ように思います。
しかし実際は奥まで到達せず、皮膚表面で吸収されてしまうとのこと。
そもそも電磁波じたいには熱はありません。
直接熱が伝わるのではなく、放射された皮膚内部で熱エネルギーに変換されることで暖かくなります。
また遠赤外線は見えない光なので例えばストーブが赤いのはその光ではなく、発熱により高い温度になった光が可視光線になったぶん、ということです。
でも赤い光が当たると暖かくなったように感じますよね。
それで「は~芯から暖まるぅ」という感覚になる一面もあるかと思います。
電磁波が皮膚で熱に変換されて暖かくなる……
でもイマイチそのメカニズムがわからん……
ホント物理はさっぱり
遠赤外線によって物が熱くなる現象(輻射)については、物質が持つ分子の振動が増幅することで熱を発生、とあります。
ネットに転がっている遠赤外線を用いた商品の説明では、「細胞内の水分子が共鳴・振動することで温まる」と明記されていました。
赤外線を人間に放射した場合の作用については、
「皮膚組織で吸収された赤外線エネルギーが熱返還され、血管やリンパ管を温熱刺激して拡張、温まった血液が全身を循環して運ばれることで体が温まるのではないか」などと説明されている報告書もありました。
参考:
「赤外放射の生体への作用と赤外放射利用暖房器」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jieij1980/74/12/74_12_788/_pdf
でも体内の細胞組織の水分子が振動してうんぬんというのは、実験してはっきりしているのではなさそうな?
というより人体で実験して実証するのは難しそうですね。
おそらく他の物質同様にそういう現象が起きている。
そんな感じでしょうか。
最新のデータが見つからなかったのでわかりませんが、遠赤外線による温め(保温)効果はまだまだしっかりと検証されているわけではなさそうです。
でも遠赤外線ストーブが暖かく感じたり、セラミックを練り込んだ繊維に保温効果があったり、またその効果が持続しやすいという結果もあったりと、何らかのプラス効果は認められています。
そういえば、近赤外線を使ったがん治療などもあるんですね
赤外線など電磁波にはまだまだ未知数の効用が隠されているかもしれないですね
まだよく理解しきれていませんし、疑問点は多いのですが。
いろいろな商品の紹介を読みましたが、うさんくさいものも間違っているものも多々ありました。
ネットやSNSなど情報過多な中で、正しい情報を得るのは本当に難しいとしみじみ感じました
理系に明るい方々はわかるんでしょうけどね~
↑よろしければポチっとおねがいいたします