ものごとの裏側

先日ソムリエ資格を持っておられるお二人が来店。
今ソムリエ二次試験対策をしているという話しになり、二次対策されたかた皆様にプレゼントしている資料をお見せしたらめちゃくちゃ褒めて下さいました。何よりも「情報収集・コメントの修正・作成時間」という、裏側の大変さを理解していただけたことが嬉しかったです。これを二次試験用のワイン全部にしているという真面目さに驚いておられました。

表面だけの情報でありがたがられることはありますが、きちんと仕事の裏側を理解されることって少ないので本当に嬉しかったです。
その方は、「この資料1部もらえますか?自分のスタッフ達とのミーティングで全力で仕事をするってこういうことやぞって伝えるのに使いたい」とおっしゃっていただいたので、もちろんお渡ししました。「これを作成するのにどんだけの時間と労力を使うことか、また渡すとなると責任が伴う、それって凄いことやし」と凄く感心していただいたので、ごく一部の人であっても心に響くことをしていたんだ、地道にやっていて良かったなと、改めて想いました。

ソムリエ二次試験対策て、結果を当たりハズレだけ伝えて終わるところが多いという話しも聞くので、私は「そういうゲーム感覚のものではない、情報は可視化して伝えるべきと」考えこの全部文字にして伝えるスタイルにしています。
来ていただいた内のおひとりは、一昨年私の二次試験対策にたくさん来ていただいて、その資料をいまだに大切に持って見返していると言っていただきました。そう言っていただけることに心から感謝ですね。

実際、試験終わったら合否の結果も報告しに来てもらえず、一切来なくなった人もたくさんおられます。資格取ったら寄る必要のない店ともとれますが、ワインへの興味や愉しみ、勉強やほっこりする時間としての価値はないのかと寂しく思うことも多々あります。だからこそ、資格取得後も継続して来ていただいている方々には特別な想いがあります。
今年は二次試験対策にどんだけ来ていただけるかわかりませんが、少しでもお役に立てるよう良い準備をしてお待ちしております。