鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「猫のようなナニカ」2(完結)

  • アヅミイノリ「猫のようなナニカ」2(コミックエッセイ)

2021年6月24日刊。

猫ではない、そもそも地球上の生命体とも思えない「ナニカ」だが、飼い主の連矢は「猫とはこういうもの」だと思い込んでいて違和感を持たない。なにしろ一般的な猫の特徴をも備えているのだ。狭いところが好き、箱に入るのが好き、なによりかわいいのだ。

姉のミカはおかしいことに気付き始めるが、主治医である動物病院の医師が全く気付かないという不思議。

終盤、ナニカの本当の飼い主が現われる。ここでナニカの正体が明らかになるかと思ったが、明らかになったのは「ナニカも連矢のことが好き」ということだった。

名残惜しいがあっさりと完。