記憶に残る施術（Bさん談）

Bさんに記憶に残る施術の話を聞いたことがあります。一つ目は
手術によって、片方の胸を切除した女性のお話でした。３０半ば
の綺麗な女性で、最初は、「私、上半身はいいので下半身だけで
お願いします」と言われたので、ちょっと変わった人だな～と思
っていたのですが、施術時に付けていたブラジャーを見てすぐに
分かったそうです。実はBさんの母親も同じ病気で胸を切除してい
たので、わかったみたいです。その女性の口から「実は私、胸を
切除して無いんです。」と言われたので、すぐにわかりましたよ。
私の母もそうでしたから」と返答すると、今まであまりしゃべら
なかった女性が、沢山、今までの思いを話し出したそうです。
やはり好きな人が出来ても、自分の胸を見せるのが嫌で、どうし
てもそれ以上踏み込めなかった話や、どうにか踏み込んではみた
ものの、胸の傷跡を見た時の男性の驚く顔が忘れられないとか
です。その男性の想像では、薄い小さな傷があるとでも思ってい
たのでしょうが、その系の手術は、胸から脇の下くらいまで伸び
る大きな傷らしいです。
Bさんはその女性に「それも個性じゃない？髪が長い、肌の色が
黒いと同じ、ドSの俺からしたら、ちょっと興奮するねどね」と
冗談風に言ったら、その日一番の女性の笑顔が見れたそうです。
女性も「じゃぁ～上もお願いしますｗ」の返事をもらえたそう
です。

二つ目は、ホテルに着いてメールをすると、”部屋の鍵は開いて
いるので、そのまま入って来て施術お願いします”と返事が来ま
した。普通は施術前にNGなどのお話をするのですが、お客様の希
望がそうなんだから仕方ないかと思い部屋に入ると、電気は全て
消えていました。元々Bさんが施術するときは、蝋燭１本くらいの
灯でするので、「蝋燭１本だけつけますよ～」と言うと「あ！いい
ですよ～」の返事が女性から返ってきたようです。既に女性はTバック
だけでベットでうつ伏せ状態でした。しかもアイマスク＆マスクまで
装着して・・・部屋はツインの広い部屋で、Bさんが下に防水シーツ
を敷きたい旨を伝えると「じゃぁ～空いている方のベットにお願いし
ます」と言われ準備をして移動をお願いしたら、なるべくこちらに
顔を見せないように、準備したベットに移動されたようです。
Bさんには、最初の声でその女性が誰か分かったようでしたが、その
女性には、わからないフリを最後まで続けたそうです。さすがに感じ
てきたら、マスクは苦しいみたいで外されましたが、それでもわから
ないフリを最後まで貫いたようです（笑）Bさんにそれが誰だったか
は、絶対に教えてくれませんでした。有名人は大変ですね。