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非営利組織の経営

 名著をたずねる旅

リーディング・ファシリテーターの大場が、経営者が読むべき名著を厳選して紹介する、経営のエッセンス「読書マインドマップ」。

第32回目は、P.F.ドラッカーの名著ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営を紹介します。「この本はドラッカーが80歳のときの著作です。非営利組織の経営についての世界で最初の本格的な著作です」。ドラッカーの一言一言が厳しくそして温かみのある言葉として胸に刺さり、響きます。

過去の「マインドマップ」バックナンバーはこちらからどうぞ。

リーダーにとって最も重要な仕事は、危機の到来を予期することである。回避するためではなく備えるためである。危機が来るまで待つ事は責任の放棄である。暴風を予期し、先手をうたなければならない。それがイノベーションである。

万事がうまくいかなくなるきっかけは、失敗した時ではなく成功している時である。失敗したときには誰もが働かなければならないことを承知している。ところが、成功しているときには自己陶酔がやってくる。手持ちの資源が無駄遣いされる。

「これまでこうやってきた。少し改善しよう」などと言うのではなく、本当に必要とされているものは何かを考えなければならない時が必ず来る。その時こそが重要な時である。その時「もう手直してはダメだ。ズボンはつぎはぎだらけだ」と言えることがトップの責任である。

成功に必要なものは責任である。あらゆるものがそこから始まる。大切なのは肩書きではなく責任である。責任を持つと言う事は仕事にふさわしく成長したいと言えるところまで真剣に仕事に取り組むことである。

仕事を変えキャリアを決めるのは自らである。自らのあるべきところを知るのは自らである。組織への貢献において自らに高い欲求を貸すのも自らである。飽きることを自らに許さないよう予防策を講じるのも自らである。挑戦し続けるのも自らである。

今日でも私は、いつもこの問い「何によって憶えられたいか」を自らに問いかけている。これは自己刷新を促す問いである。自分自身を若干違う人間として、しかしなりうる人間として見るよう仕向けてくれる問いである

 読書マインドマップ

 

非営利組織の経営

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 非営利組織の経営 目次

第1部 ミッションとリーダーシップ

第1章 ミッション

第2章 イノベーションとリーダーシップ

第3章 目標の設定「ヘッセルバインとの対話

第4章 リーダーの責任 マックス・ドプリーとの対話

第5章 リーダーであるということ まとめとしてのアクション・ポイント

第2部 マーケティング、イノベーション、資金源開拓

第1章 マーケティングと資金源開拓

第2章 成功する戦略

第3章 非営利組織のマーケティング戦略  フィリップ・コトラーとの対話

第4章 資金源の開拓 ダトレイ・ハフナーとの対話

第5章 非営利組織の戦 まとめとしてのアクション・ポイント

第3部 非営利組織の成果

第1章 非営利組織にとっての成果

第2章 「してはならないこと」と「しなければならないこと」

第3章 成果をあげるための意思決定

第4章 学校の改革  アルバート・シャンカーとの対話

第5章 成果が評価基準 まとめとしてのアクション・ポイント

第4部 ボランティアと理事会

第1章 人事と組織

第2章 理事会とコミュニティ

第3章 ボランティアから無給のスタッフへの変身 レオ・バーテルとの対話

第4章 理事会の役割  デヴィッド・ハバードとの対話

第5章 人のマネジメント まとめとしてのアクション・ポイント

第5部 自己開発

第1章 自らの成長

第2章 何によって憶えられたいか

第3章 第二の人生としての非営利組織  ロバート・バフォードとの対話

第4章 非営利組織における女性の活躍 ロクサンヌ・スピッツァーレーマンとの対話

第5章 自らを成長させるということ まとめとしてのアクション・ポイント

 

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