武尊vs那須川天心の実現可能性は？【夢の対決】もし戦えばどちらが強い？

2020年の大晦日、ついに武尊と那須川天心が同じ会場で邂逅！

名実ともに格闘技界のトップである２選手による世紀の対決がいよいよ現実味を帯びてきました！！

決戦は、当初6月13日東京ドームの大舞台が用意されていましたが、コロナの影響と武尊選手の怪我が重なり流れてしまいました。

そして、最終的な調整がK-1とRISEの中立的なリングである「RIZIN」での、12月29日さいたまスーパーアリーナ会場です！

…が、ここにきて事態は急転。残念なニュースが飛び込んできました。

日刊スポーツ（10/23）による「那須川vs武尊消滅か？12・29検討も会場キャンセル判明」という記事です。

これに関してRIZIN榊原CEOは「現状は本当にノーコメントとしか言えない。僕も誰にも話していないし、話すべきタイミングではない。そういうことが疑心暗鬼を生んで、実現するものも実現しなくなる。正式に決まった時点でアナウンスさせていただきたいので、皆さんは少し冷静に、お時間を頂けたらと思う」と会見。

関係者によると、12月29日から同31日までRIZINはさいたまスーパーアリーナを確保しており、会場キャンセルした事実もないそうです。

完全なデマですやんｗ

同日、渦中の武尊もTwitterで「不確定な記事出すのやめてほしい。叩かれるのは選手。答えが出た時に発表するし、今も毎日のように実現に向けて話し合いして試合に向けて準備しています」とコメント。

那須川天心も「トランキーロ（焦んなよ）」と話題のゴシップ記事に対してつぶやきました（ロスインゴｗ）

武尊vs那須川天心の実現可能性は？

関係者によると、現時点でのマッチメイクの実現可能性は準備期間もなく非常に「厳しい」とのことです…。

那須川天心は来年、ボクシング界に転向することが決定しているため、残りのキックボクシング試合が年末のRIZINと翌年春のRISE（キック卒業マッチ）の２試合しかなく、武尊が那須川と試合するとなれば中立のリングである年末のRIZINさいたまスーパーアリーナ大会しかありません。

「武尊vs那須川天心」夢の対決を実現するにあたり、RIZINはこのスケジュールに合わせてK-1、RISEと協議を重ね、両者の体重、コンディション、ルール、スポンサー、マネジメント問題など含めて調整している最中だそうですが…９０％実現は不可能だと思っていいでしょう（涙目）

その理由をいくつか挙げるとすれば、まず天心の気持ちがすでに次のボクシングに向いてしまっているという事です。

RISE天心側からすれば、武尊との夢の対決はやってみたかったことではありますが、最も優先すべきことは無傷（無敗）のままキック界最強の称号を得たまま”プロボクシングデビュー”することなんですよね。

もし万が一、負けてしまうようなことがあれば今まで築き上げてきたもの全てを失い、失意のままボクシング界へ移籍…という形になってしまいます。それだけは何としても避けたいので、別に対決が実現しなくてもデメリットは皆無なのです…。

K-1武尊側の気持ちはどうか？武尊（３０）は近く現役引退を考えており、K-1とファンへの恩返しとして格闘技界を盛り上げるイベントを自分の代で行いたいという気持ちが強い。そのビッグマッチで那須川天心を倒せば、一気にK-1と武尊の株は急上昇することになります。

だけど、K-1サイドは保守的で最強の看板である武尊にどうしてもGOを出すことができません。もし万が一にもK-1の最強選手である武尊が負けた場合…それは同時にRIZINとRISEにも負けたこととなり、格闘技界でK-1は最弱というランク付けをされてしまうからです。これだけは団体存続と名誉の為、絶対に避けなければなりません。

まとめると、夢の対決は（両者とも）「得るものより失うものの方が圧倒的に大きいため実現しない」というのが客観的な結論です。