中高年になって分かった結論
こみちは会社の社長になったことがありません。
あるのは、フリーランスという個人での働き方です。
しかし、個人事業主と社長業は似ていますが、全く異なります。
つまり、「社長」とは何か?を知ることができたら、こみちのような庶民がこれから働く上で知っておくべきことがあるはずです。
違うのは「一点」だけ!
結論を言えば、社長と一般庶民の違いは、「ビジネス」を立案しているかにつきます。
ビジネスの立案とは、例えば料理が得意な人が、誰よりも美味しい「料理を作れること」ではなく、その「料理で稼ぐ」ことです。
別の言い方をすると、資格取得も強みを活かすことも、「料理を作れること」であって、「料理で稼ぐ」ことにはなっていません。
私たちが間違ってしまうのは、スキルを身につけることを目標としてしまい、少なくとも「社長業」で問われる条件には届いていません。
だからどんなに頑張っても社長になれないんです。
社長業を始めるために
そのためには「稼ぐ」ことをビジネス化しなければいけません。
料理で言えば、作ることは手段なので、作った料理でどう収益を確保するのかを考えることです。
実際に料理そのものを販売するのも方法なら、作り方を動画にし、それを視聴してもらうことで収益に結びつけるという方法もあるでしょう。
つまり、何かできることを探す一方で、それをどう収益化に転換するかが大切なのです。
言い方変えれば、それが見つかって収益化を目指して起業できたら、もうビジネスモデルを構築できたので、それこそ自分が考える社長業を実現させて行くだけです。
いつもビシッとスーツを着ている社長もいれば、カジュアルな格好で働く社長もいるでしょう。
つまり、そのあとは好きにすればいいのです。
ビジネスモデルを立案さえできれば。
ビジネスモデルをどう立案させるか?
ビジネスモデルを立案させることは、ある意味で難しく感じるかも知れません。
しかし、日常生活の中で不便さやこうだったらと思うことがあれば、それはビジネスモデルの種になります。
「車の運転って面倒だ」と思うなら、自動運転できる車を作れば売れるかもしれません。
もうビジネスモデルが一つできました。
しかし、何の知識も無いところから自動運転できる車を作るまでは時間もコストもかかりそうです。
そう思うと、今すぐ始めるビジネスモデルではないでしょう。
コストを掛けずに、でも日頃からあったら良いなぁと思うことを見つけることが、こみちを始めとした一般庶民の目標です。
具体的に言えば、こみちの場合、介護士という経験を活かしたいと思った一方で、イラストや文章を書くことが好きなので、それをどう活かせばビジネスモデル化できるのか試行錯誤している段階です。
例えば、イラストに自信があれば、依頼者を募って一枚1000円で請け負えばビジネスになります。
しかし、実際問題として、一枚を1時間で描くことはできません。
つまり、時給換算で1000円を得られないのです。
だとしたら、稼ぐ目的という意味では起業する理由が薄れてしまいます。
じゃ、3000円なら採算が取れるのか、5000円なのかと考えてもあまり話は好転しません。
はっきり言えば、その方法ではいずれ稼げないからです。
実際、こみちよりも絵が上手い人は多くて、でもプロとして活躍されている人を何人ご存知でしょうか。
日本全国で考えても、有名な人は少数で、それこそ従業員として絵を描く仕事をしている人の方が圧倒的に多いでしょう。
それだけ、「絵を描くこと」からビジネスモデル化は簡単ではなくて、それ以外のスキルを幾つも結びつけないと難しいのが実状です。
その意味では、「管理者」という意味合いの資格は有望で、例えば電験三種のように電気の設備管理を担える資格は、どんなに人工知能が進んでも人の管理が無くなることはありません。
一方で、料理はレンチンでも良いという時代になれば、作ることそのものではなく、衛生管理や栄養価の管理などの分野は有望です。
つまり、AIと対抗する職種は大変ですが、AIを管理する側に回れば、仕事は今後も失いません。
最近思うのは、例えば自動運転を自身で開発することが大切なのではなくて、そんな事業に挑戦している人に資金援助をする方法で収益化を狙うことです。
つまり、「コスト」という部分で管理者側になるのです。
単純に株価の上下で投資を考えるのではなく、その会社がどこまで勢いがあって、次世代に対応していけるのかを考えて援助できたら、それは紛れもなく「管理者側」で、別の言い方をすると「社長業」と同じことになります。
ある意味、今の時代に求められるのは、「何でもできる万能さ」ではなく、「管理者側」に立つプロセスを理解することでしょう。
こみちの活動
例えばこみちの場合、時間を使ってイラストを描きます。
右のバイクも描いたものですが、これにどれくらいの価値があるのかを目指してもビジネス化はできません。
「絵を描くこと」自体はビジネスにならないからです。
そこで、何をどう加えて、意味あるものにできるかを考えるのが最近の課題となっています。