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[甘柿] 食生活について語ろう

2021年10月24日 | 美容ダイエット

・甘柿Sweet persimmon あまがき
  カキノキ科、甘柿のおおくは、成熟すると樹上で果実の渋が抜ける。

渋柿は、完全に軟化するまで渋いままで、これは、甘柿が、果実の成長後半に渋味をもつタンニン物質が固まり、水に溶けなくなるため、舌に渋味を感じなくなるのに対し、渋柿は、成熟してもタンニンが固まらなかったり、部分的にしか固まらなかったりするために渋味を感じることによる。
渋柿でも過熟(熟柿[じゅくし])してくると、渋が抜ける。

種類によっては甘柿でも、種子があるなしに関係なく渋が抜ける完全甘柿の富有、次郎(肉質が密で硬く日持ちがする)、 江戸一、御所 など、不完全甘柿には種子ができるとそのまわりにゴマといわれる黒褐色の斑点ができて渋が抜ける西村早生(にしむらわせ:旬9月下旬-10月初旬)、禅寺丸(ぜんじまる)などの品種がある。
また渋柿にも、種子ができるとそのまわりだけゴマができるが、果肉の一部あるいは大部分が渋い不完全渋柿には、平核無(ひらたねなし)、甲州百目(こうしゅうひゃくめ)などの品種がある。
種子ができるできないに関係なく渋が抜けずゴマもできない完全渋柿には、西条(さいじょう)、愛宕(あたご)などの品種がある。

完全甘柿は気候の温暖な昼夜の温度差が大きい東北南部から南に限られている。完全甘柿の王様ともいえる富有柿(別名で居倉御所)は、御所系で甘柿生産の6割を占めるという。

大陸には甘柿は存在しなかったらしく富有の原産地は岐阜県本巣郡(現本巣市糸貫地区)、安政4年(1857年)に小倉初衛さんが栽培した柿がすばらしく、同じ村の福嶌才治さんが家の柿に接ぎ木して見事な柿を実らせたとか。
富有の名は、名声が天下に広がることを願ったもので、各種品評会での入賞や天皇献上品に選ばれるなどして名声が拡がり、明治末から大正にかけて全国に穂木(接ぎ木にする枝のこと)が配られている。
現在では奈良県、福岡県、岐阜県が富有柿の生産量が最も多い。 10月下旬~12月上旬ごろを旬とする。1個200g-400g以上もあり、やや扁平の正方形に近い形で濃く艶のある橙色をしている。甘味が強いが軟らかい。

そのまま生食ほかサラダ、柿なます、干し柿、柿羊羹として加工もする。

甘柿生100g中でエネルギー60kcal、水分83.1g、蛋白質0.4g、脂質0.2g、炭水化物15.9g、灰分0.4g、Na1mg、K170mg、Ca9mg、Mg6mg、P14mg、Fe0.2mg、Zn0.1mg、Cu0.03mg、マンガン0.50mg、ビタミンA70μg、VD(0)、V.E0.1mg、V.K(0)μg、VB1:0.03mg、VB2:0.02mg、ナイアシン0.3mg、VB6:0.06mg、V.12(0)、葉酸18μg、パントテン酸0.28mg、VC70mg、食物繊維1.6gを含む。

昔からの言い伝えで「が赤くなると医者が青くなる」といわれるぐらい栄養価値の高い食材であるが、不消化が多く消化が悪く、身体を冷やすといわれ多食を避けたほうがよいともいわれる。



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