・伊佐木Grunt いさき
イサキ科、本州中部静岡県下、台湾、東シナ海沿岸の温暖な海藻の多い岩礁、磯辺の水深10～100mの海域に分布する。
3年で体長40cmぐらいまで成長、主に夜間に水面下に浮上し餌をとる習性がある。背ビレを広げると鶏冠(とさか)に似ているところから中国では鶏魚の漢字があてられる。幼魚(ウリボウ:黄色の縦じまがある)と成魚(縦じまが消え上下黒白がはっきりしてくる)で体色が異なる魚として知られる。
産卵期前の5～8月、特に初夏を代表する旬の魚とし小さいものは練り製品の加工用にする。ヒレ、骨が硬く、鋭く刺さると危ないのでさばく時、食べる時に注意したほうがよい。
釣りの魚としても人気がありフライ、から揚げ、寄せ鍋、塩焼き、煮魚、あらいに、大きいものほど高級魚とし取り扱われている。淡白な白身の魚で美味しいが脂肪がおおく鮮度が落ちやすい。
100g中でエネルギー127kcal、たんぱく質17.2g、脂質5.7gを含む。
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