前回の記事でテレビ局はフィギュアスケートの放送に見切りを付けたのではないかと書きましたが、フィギュアスケートに限らず、今スポーツってどんどん地上波放送がなくなってきているようですね。スポーツ中継では視聴率が稼げないと言うことでしょうか。先日のテレビ朝日の世界体操も宣伝の割には視聴率は思ったほどでもなかったみたい。「スポーツを見たければ有料放送で」と言う流れは加速しそう。
 

スケ連は多分、今までの自分達のやり方に絶対的な自信を持っていたと思います。

 

しかしテレビ放送撤退が予想以上に早くやって来て大慌て。スケ連がこの事態に慌てるのは放映権料が入ってこないというのももちろんあると思うのですが、
「テレビで放送しない。」→「一般には知られにくい。」→「スターも生まれにくい。」→「ますます人気が減ってテレビ放送されない。」
この負のループを怖れているのではないでしょうか。テレビ放送が全滅する前に、何としても視聴率の取れる新しいスターが欲しいでしょうね。
「そういえばアメリカの記者ハーシュさんが『羽生と宇野が今シーズンで引退したとしても、日本には誰々がいる~』みたいなことをツィートしていたらしいね。」
「スター作りに失敗しているアメリカ様が何だって?」
「日本にたかる気満々のISUや他国のスケ連は日本でフィギュアスケートの人気が無くなるのが困るから、日本スケ連のスター作りに協力するんだろうね。」

その焦りは理解できますが、あまりにジャッジングが露骨だと内外のスケオタから疑惑の目を向けられて選手達のためにも良くないと思いますがどうでしょう。
それに最近のテレビでの羽生さんsageや後輩選手ageの印象操作。ちょっとした炎上騒ぎになっていましたね。
スケ連は羽生さんの引退後そのファンがそのままスケ連の推し選手たちに流れてくれることを期待しているのかと思っていたのですが、違うのかしら。これでは反感を買うだけです。

スケオタしか見ていない番組(「筋肉アワー」や「語り亭」)で印象操作してもスケオタに鼻で笑われるだけだし、「モーニングショー」とかの一般向け番組で後輩選手ageしても無駄!
「もしかして羽生よりすごいの?見てみようかな。」なんて思う一般人はおそらく皆無。
視聴率を見れば分かるじゃないですか。今年のNHK杯はNHKだからまだ少し数字が取れたけど、羽生さんの出ない大会は民放だったら数字は取れない。一般人はそこまでフィギュアスケート自体に興味は無い!羽生さんが北京に出て3連覇に挑戦するのかの方が関心があるんですよ。

何故最近のスケ連は、ここ何年も的外れなことをしているのでしょうか。
多くの人が指摘していますが、今の日本はフィギュアスケートが人気なんじゃなくて羽生さん人気に支えられているだけ。スケ連はそこを認めなくては同じ戦略ミスをくり返すだけなんです。


そしてスケ連の戦略ミスはもう一つ。ISUやスケ連が羽生さんを冷遇すればするほど、それに対して正しい技術で立ち向かっていく羽生さんの人気は上がる一方なのはご存じの通り。なぜなら人々の求める理想像と実物の羽生さんとの乖離がほとんど無くなっていったから。ある意味これはISUやスケ連が羽生さんのカリスマ化に手を貸したとも言えます。

日本では一般人ですらおそらく「フィギュアスケート」と言えば「羽生」と答えるでしょう。いや、フィギュアスケートに限らず様々なアンケートでも羽生さんは常に上位をキープしています。世界規模ではどうですか?羽生さんが話した言葉はあっという間に世界中に拡散、欠場となったらそのニュースが駆け巡る、姿を現さなくても何かと話題になる。こういうアスリートが今まで何人いたでしょう。

つまりスケ連が新しいスターを作ろうとしてもそのハードルは果てしなく高くなってしまったのです。フィギュアスケートに限って言えば、おそらく羽生さん並みかそれ以上の人物でなければ世間一般からもスターとして認知されるのは難しいでしょう。これもスケ連に帰ってきたブーメランの一つと言えるかも知れません。

「自分は仮に羽生さんが競技を引退してもスターは羽生さんのままだよ。」
「私もです。」

「多分わたし達みんなそうだよ~。」

※今回の記事では「スター」という言葉を使っています。羽生さんの今の状況をその言葉で簡単に表していいのかは悩んだところなのですが、ぴったりな言葉が思いつかなかったのでご容赦下さい。
 

↓「羽生砂漠」にすむ魔人。

 

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