先日、体操の全日本選手権が行われていましたが、観客は随分少なかったよう。東スポにも記事が上がっていましたが、この観客の減少をフィギュアスケートの未来ではないかと思った人は多かったはず。

この記事では集客の減少の原因を「内村ロス」とコロナの影響としていましたが、この観客減少の予兆は既にありました。

去年の10月の「世界体操」、そうテレビ朝日が大々的に宣伝していた奴ですよ。そのせいでテレビ朝日はフィギュアスケートから体操にシフトしたのではないかと噂されていましたね。
しかし内村選手がまだ出場していたにもかかわらず、視聴率は思ったほど良くありませんでした。東京オリンピックの直後だというのに、その流れに乗ることができなかったのです。

確かに観客の減少は「内村ロス」が決定打だったかもしれませんが、実際の理由は体操競技そのものにみんなが以前ほど関心を持たなくなったからではないでしょうか。もちろんこれはどのスポーツにも言えることであって、あのサッカーですら観客動員に苦労しているという記事を見ました。

地上波からの撤退、企業からの支援の減少などスポーツを取り巻く環境は厳しくなっている印象です。加えて娯楽の選択肢が豊富になり、その楽しみ方も多様化している現状。組織の上の者が以前の感覚でいたら、その競技はどんどん取り残されるでしょう。本当はスポーツ界全体で考えなくてはならない問題なのではないかと思っています。

東スポの記事に寄れば、体操関係者はかなり危機感を持っている様子。この状態からどうやって盛り上げていくか、先の記事の中でアメリカの体操界では大会終了後に器具に触れさせたりサイン会などをして地道に努力しているとありました。

体操界ではAIの採点にいち早く取り組み、採点のわかりやすさを目指していたのは周知の通り。

「スターは欲しいが、点数操作をして偽物のスターを祭り上げることはできないということだね。」

個人的にはこのクリーンさを生かして頑張って欲しいと思います。

 

「果たして日本スケ連は危機感を持っているのでしょうか。」
「まあスケ連も、北京オリンピックのメダリスト達の人気の無さに慌てたのかメダリストを連れてスポンサー参りをしているようで、少しは危機感をもったんじゃない?」

「そう言えばコロナ前の話だけど、屁理屈こね回してバナー禁止とか投げ込み禁止とかわざわざ盛り下がることをしていたなぁ。あの時は羽生さんなんかいなくても大丈夫と思っていたんだろうね。スケ連の人達ってフィギュアスケートの未来より私怨の方が大事なんかな?」
「結局あの当時から羽生さん人気であってフィギュアスケート人気ではなかったと思う。スケ連は完全に先を読み誤ったね。そのうち地上波も完全に消滅しちゃうよ~。」

 


※ずっと以前の記事で「東スポさんには期待している」と書いたんだけど、良いときと悪いときがあるよね。なので今その評価は保留中です。

 

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