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数学 70点から90点の人のための勉強法 応用問題を楽しくマスターするコツ

 ↓ あとでじっくり読むときに便利

現状の得点別による数学勉強法。
今回は70点から90点辺りを対象とする生徒さんに対してです。

 

このあたりの点数になってくると、
数学という教科に、ある程度の自信を持っており、
「さらに磨きをかけたい」と思う
生徒の皆さんも多いことと思います。

 

100点満点から考えると、
徐々に伸びしろは少なくなってきますので、
ここからは、
より正確に理解すること
着実に得点をとる計算力
この2つが必要となってきます。

 

試験対策としては、
簡単な計算問題は頭の中でどんどんこなし、
ある程度応用問題の理解に時間を割けるよう、
自分の中で計画を立てていきましょう。

 

このゾーンの人、特有の効率的な進め方のコツも
紹介して行きたく思います。

 

それでは、点数別攻略法スタート!

 

章末A問題(まとめ問題)を実際に解いてみる

 

まずは自分自身が
どれくらいの実力を測ってみることが必要です。

 

分野によっては差があるかもしれません。

 

そこで取り組んでみる内容が、
教科書の問題を、ちょっと高いレベルでまとめてある
高校だと章末のA問題
中学だと章末のまとめの基本問題

 

この辺りの問題を解いてみることで、
自分のできる問題とできない問題の仕分けをしてみましょう。

 

手が止まってしまう場合、
3分かけて(余裕があれば5分)分からない場合は、
理解が不十分ということで、
印や付箋をつけて、次の問題に移ります。

 

問題を解くというこのステップは
章末問題の量はそれほど多くないと思いますので、
1から2時間程度で判別できるのではと思います。

 

このような方法で、
自分の得意・不得意をなんとなく頭に描いた状態で、
教科書に戻ってみます。

 

 

教科書パラパラ理解度チェック


一度章末問題を解いていると、
おそらく教科書の説明部分の内容は
かなり簡単に感じるのではないかと思います。

 

そこで、
教科書の説明部分の1問1問を
頭の中で解き方を軽く考えながら、
パラパラと教科書をめくるイメージで
問題を解いていきます。

 

先ほどの章末問題でできなかったところの説明は、
じっくりと目を通してみます。

 

教科書の「例」や「例題」の説明は
基本的な内容に絞られているので、
分からなかった部分も
ある程度は頭の中に解き方が蘇ってくるのではないでしょうか。

 

さらにポイントをプラスすると、
内容をすっかり忘れていて、気になった部分などは
印を入れて重点的に見直して置きましょう。

 

テストで90点を目指すためには、
気持ちは100点近い点数を取るという意気込みが必要です。

 

問題をノートに書き写しておいたり、
スマホで写真やPDFに変換するなどして、
どこでも復習できる教材を作っていきましょう。

 

 

章末B問題にチャレンジ

 

70点から90点のゾーンで一番のポイントとなるのが、
教科書の章末の応用問題、
すなわち教科書における試験範囲で
一番難しい問題が、どれくらい正確に解答できるかです。

 

1問1問を、授業やその時のノートの内容を頭の中に思い出しながら、
チャレンジしてみましょう。

 

ここでも、5分考えて解き方が浮かばない場合は、
理解もしくは知識の活用方法が分かっていない可能性があるので、
何が分からないのかをメモに残しておき、
次の問題に進みましょう。

 

一通り解き終われば、答え合わせを行います。

 

証明のような問題は書き方が合っているか、
計算過程を書く問題で不備がないか、
解く方針そのものは合っているか、
一つ一つ確認をしていきましょう。

 

問題を解いたり答えの確認をしているときに不安な場合は、
周囲の人に聞いたり、
学校の先生やSNSで聞いて見るのも有効な手段です。

 

周囲の人に気軽に聞けるようになったのは、
今の時代の最大の利点。

 

友達や家族、大人など
SNSなどを積極的に活用して確認をしてみましょうね。

 

それでも理解が十分にできていないなと判断すれば、
教科書の該当の部分の説明に戻って、
もう一度読み直してみましょう。

 

読み直したら章末問題に再チャレンジ!


こうやってトライアンドエラーを繰り返して、
分からない部分を、「ゲーム感覚」で無くしていきましょう。

 

 

傍用問題集やワークの応用問題にもチャレンジ

 

数学の定期考査では、
傍用問題集やワークも範囲になることが多いと思います。

 

このゾーンの方は、
問題集やワークまで時間を割く余裕が
しっかりできてくるのではと思います。

 

ぜひ積極的に復習をし、
応用問題にチャレンジしてみてください。

 

基本の計算問題については、
問題を見る ⇒ 解答もしくは解答の流れを頭の中でイメージ
これができればOK。

 

無理に全問解く必要はありません。
ワークの問題となると、
多くの時間を割く必要が出てきますから。

 

勝負はB問題や応用問題の部分。
ここは少し時間をかけて取り組み、
分からなかったら説明や教科書に戻ることの繰り返しをしましょう。

 

こうやって何度も教科書を行ったり来たりしていると、
教科書には、
同じようなところに印が入ってくることに気づくのではと思います。

 

その集まった部分があなたの現状の弱点。
逆の言い方をすれば、
「その部分を試験までにどれだけ克服」するかで、
点数の上下が固まってくるのです。

 

教科書(あるいはノート)は弱点把握のための母艦ツール

 

そういう気持ちで取り組めば、
教科書やノートも、さらに利用価値の高まる宝物となってきます。

 

こうやって少しずつ成長している自分を、
レベルが上がっている自分を、
しっかり褒めながら階段を駆け上がってくださいね。

 

 

最後に テスト勉強の順番のチェック

 

このゾーンの人たちは、
応用問題の解法がどれだけ身につけられるのかがポイント。

 

基本問題での穴を無くすことを最初の目標にして、
その後の時間で、
応用問題にどんどんチャレンジしていきましょう。

 

ただし、試験前日まで応用問題に取り組むのはNG。
なぜなら、テストはメンタルが一番ですから。

 

自信を持ってテストに臨むためにも、
テストの数日前からは、教科書の復習に戻り、
どんどん自信を養っていくようにしましょう。

 

どの問題でも答えることができる!

 

そう思えれば、
試験当日に思わぬ力を発揮することもあります。

 

本番の緊張感が、
本来以上のプラスα力を引き出してくれることもありますから。

 

このゾーンの人は、
試験10日から3日前が点数の分かれる勝負。

 

応用問題で差がつくという意識を持って、
どんどん力を養って行きましょう。


まとめ

・教科書の章末の簡単な問題で実力把握
・教科書の例や例題で弱点完全補強
・教科書章末問題で応用力を徹底育成
・ワークの応用問題にも積極的にチャレンジ
・最後は教科書のまとめで自分に自信を

 

応用問題を解く時間と
そのモチベーションの維持が一番のポイントとなりますが、
そこは過去記事リンクも貼っておきます。

ドラゴン桜 教育活用法 7話-2 天野から学ぶ「気分」変化術

ぜひ参考になさってください。

 

 

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