今年はあれもこれも値上げの年でした。業務用スーパーに行っても、以前ほど驚かなくなりました。以前は「何これ、メチャメチャ安い!」という商品が結構あったのですが、最近は「高くなったなー」という印象しか受けません。

さらに、お値段は据え置きでも中身が少なくなった商品もあります。実質的な値上げです。これを「ステルス値上げ」というのですが、それを英語で言うとshrinkflationだそうです。見て分かるように、shrink + inflationから成る新語です。

English Journalのウェブサイトには、ステルス値上げに対する英語表現としてstealth price increase、stealth price hike、shrinkflationという表現を紹介していますが、YouTubeでよく見かけるのはshrinkflationでした。オンラインCambridge Dictionaryの定義は → the situation when the price of a product stays the same but its size gets smaller


GoogleTrendで調べると、2022年から検索回数が増えていました。


ちなみに、Cambridge Dictionaryが選んだWord of the Year 2023は「hallucinate」です。通常の意味「幻覚をおこす」ではなく、人工知能が間違った情報を生成するという意味で使っているようです。AIの性能が格段に向上しても、稀に怪しい情報を作り出してしまうようですね。