滑稽俳句の9割は失敗する

 

「俳句は滑稽で作るべきだ」と言う人がいます

気晴らしで滑稽俳句を作っても良いでしょうがが、9割は失敗すると思った方が良いでしょう

 

なぜ失敗するのかですが、滑稽で俳句を作っても芸術にならないからです

いくら本人がこれは芸術作品だと言っても

一般的に言って、滑稽のみの文章を芸術だと受け取る人はどこにもいません

ですので、滑稽俳句を作っても9割は失敗します

 

では残り1割の成功する滑稽俳句はどういうものかというと

いま残っている滑稽作品を見ると、どれも自分自身を対象にして軽く笑い飛ばすように詠んだものです

芭蕉の作った滑稽作品も、自分を対象にしたものです

 

もしこれが、他人を滑稽の対象にして詠んだ場合、作品自体に品はありませんし

作者の人間性が疑われるだけでしょう

 

滑稽俳句を作りたい場合は

自分自身を滑稽の対象にして作る

100句に1句くらい、気晴らしに作るくらいが良いと思います

 

 

もし全力で滑稽俳句を目指すのでしたら、俳句で作る必要はなくて、川柳に転職したほうが上手くいくと思います