自由と孤独は背中合わせ
有元葉子
料理研究家
田園調布で料理教室開催
有元さんの料理は
「田園調布で」というのがお似合いの、ちょっとおしゃれでセンスのよい、それでいて気取った感じのしない料理
料理研究家の有元葉子さん、お子さん達が独り立ちされて、今は一人暮らし。
でも、一人でも、自分だけのために丁寧に料理をして暮らしている。
だから、私達も料理、頑張りましょう、
と、言いたくて、この本を紹介している訳ではありません。
一人暮らしは本当に自由。
家の中で誰に気を使う必要もない。
けれど、孤独でもある。
人間て孤独だと病気になりやすく、老けやすいんだとか。
一人はさみしい。
けれど一緒に暮らせる家族もいない。
一人暮らしがしんどい、でも当分一人暮らしするしかない。
または本当は一人暮らしが気にいっているんだけど、最近ちょっとメンタルが弱くなっちゃってる。
そんな時、料理するつもりがなくても、この本をパラパラと見てみてください。
この本をみて思うのは、
そもそも、私と有元さんじゃあ、料理に対するメンタルが違うのよね
という事。
「ひき肉炒めをたくさん作っておくと、野菜にのせれば一おかず、オムレツにまぜればボリューミー」
うんうん、これは理解できる。
でも
「サバは1尾で買って、半身はしめ鯖やマリネにしておくと、もつから一人でも大丈夫」
なんて言われると、
「生魚切ったりなんだりすると後片付け大変だから、切り身しか買わない」という私はどうすればいいの、と思う。
元々、有元さんて料理好きなのよね、だから一人でも手の込んだ料理できるのよね。
でも、この世には一人でも、こんなにキチンと料理して、毎日の食事を大切にしまくっている人がいるんだ、と思うとちょっと勇気がわきます。
この本のとおりの料理を毎日なんて無理。
でも、こんなに雄々しく一人暮らしを頑張っていいる人をみると、自分も一人を頑張ろう、という気になれる。
もちろん、精神論を語る本なんかではなく、ちゃんとした料理の本。
美味しそうな料理の作り方がいっぱいのっています。
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