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京の一枚

京都 塩竈祭 十輪寺 23日


11月23日の塩竃祭にはこの紅葉が天麩羅にして振舞われます。


神輿型の屋根の本堂を右手に見ながら参道を上ると、天高くそびえる竹の子の後ろに小さな宝篋院塔があった。


これが業平の墓。


見逃してしまいそうな小さな墓。


平安のプレーボーイ・業平の墓かと思うと意外な感じがする。


現在では恋愛成就のご利益があるとされ、女性の参詣者が多いそうだ。




大原や 小塩の山も けふこそは


神世のことも 思出づらめ




在原業平が、かつての恋人・藤原高子(二条の后)の大原野神社行幸に供奉した際に詠んだ歌である。


表面上后の行幸を祝賀する歌のように聞こえるが、その裏には高子に対する深い思慕の念が込められているように感じる。


絶世の美男と言われ、数多くの女性との恋の遍歴を重ねた在原業平。


『伊勢物語』の主人公のモデルとも目される。


桓武・平城天皇の孫ながら臣籍に降下し、政治的には不遇だったと言われているが、意外に出世していたりもする。






■場 所: 十輪寺


■期 間: 11月23日(※毎年同じ日程です)


■時 間: 13時~


■アクセス: 阪急京都線「東向日」駅より 阪急バス「小塩十輪寺前」

■お問合せ: 075-331-0154


■詳細ページ:http://narihiratera.seesaa.net/


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。






※写真は全て過去のものです。




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