結婚

結婚をする前は、漠然とした不安が強くありましたが、いざ結婚すると何か自分が大きく変わったという実感はとくになく、独身だった昨日までの自分と、今日とで何が変わったのかというと書類上、戸籍上の関係が変わったということだけのように感じます。

彼とは、夫になる前からすでに6年も同棲をしていて、その前も私がまだ学生で親と喧嘩して家を飛び出した時なんかによく泊めてくれていたりしたので、付き合いはその頃から変わっていないのです。

ご飯も一緒に食べることもあれば、二人とも、作る気になれず、だらだらしてしまった末に、ルームウェアにジャケットだけひっかけたようなゆるい格好で、近所のラーメン屋さんにいくなど。これは独身であった時も、結婚後もさして変わらない関係というか、居心地で、本当に何が変わったのだろうと思うことがある。

結婚生活というのは、千差万別で、夫婦の数だけ、その夫婦の形があるのでしょう。どのような夫婦関係を作っていくのかは、その人たちによるし、どのような生活をし、何に対してどこまで決めておくかも、きっと夫婦によって全然違うのだろう。

そう思うと、たまに他の夫婦はどんな感じで生活をしているのだろうと気になることもあるが、うまく行っている夫婦というのは、お互い素直に話し合えるかどうかも大切なポイントなのだろうと思う。

妻の不機嫌な時に、上手にスルーして、タイミングよく会話をしたり、何かイラッときた時に、お互いに傷つけない言い方、伝え方を心がけるなど。外国の夫婦やカップルは、よくカップルセラピーのようなものに参加するという。

何かトラブルがあった時に、それに対してどのように捉えて、対処していくのか。すれ違った時に、しっかり話しをすることができるかもポイントになってくる。例え話しあいがうまくいかなくても、相手は自分の味方でいてくれるという安心感があると、ふとした時にこの人と結婚して成功だったと思えたりもする。