ちょうこくぐ座(Caelum)/星座の基本を学ぼう②

ちょうこくぐ座(Caelum)

Caelum(ちょうこくぐ座)

和名 ちょうこくぐ(彫刻具)
学名 Caelum
略符 Cae
設定者 ラカイユ
概略位置 赤経:4h50m / 赤緯-38°
面積 125平方度
20時正中 1月28日
南中高度 約17°
主な季節
肉眼星数 約20個

ちょうこくぐ座

ちょうこくぐ座は、彫刻家が使う彫刻具(彫刻用に使う専門道具)の姿を表した星座です。

ちょうこくぐ座は、「オリオン座」の南にある「はと座」の更に南にあります。
ちょうこくぐ座は、暗い星ばかりであまり目立つ星座ではありません。
その為、ちょうこくぐ座を見つけるのはなかなか難しいと言えます。
見つける場合には根気よく探してみてください。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、ちょうこくぐ座については特に伝えられていません。
というのも、1756年に、フランスの天文学者であるニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって設定された、新しい星座だからです。

このちょうこくぐ座に描かれる彫刻具は、ドライポイントという手法で版に線描する際に使われる、 先の尖った、極めて硬いニードルを使用するのですが、このニードルがモチーフとされています。

 

余談ですが、

余談ですが、満天の星空の中で、このちょうこくぐ座は探すのは至難の業です。
ちょうこくぐ座の中で一番明るい星のα星でさえ、4.4等星という明るさです。
また、ちょうこくぐ座の星並びをイメージすることもほとんど無理と言わざるを得ないのが現状と言えます。

このちょうこくぐ座も、空いている星空を埋めるために、後から付け加えられた星座なのかもしれませんね。

ちょうこくぐ座の設定者であるラカイユ(ラカーユ)は、秋の星座として「ちょうこくしつ座」も設定しています。
興味のある方は確認してみてくださいね。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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