ピアノのレッスン たまには息抜きで遊ぶのも楽しいよ ビートルズのlet it beをひくぞ!の巻

ピアノとヴァイオリン

私の9歳の可愛い真面目な女の子生徒ちゃん。クリスマス、新年とニューヨークに家族で豪華なバカンスを過ごし、全くピアノにさわらないこと3週間!キレイさっぱり、何もかも忘れてるんだろうなあ、と思いつつレッスンしてみると、やっぱりかなり忘れてる。これからまたステップ・バイ・ステップ、思い出し作業も難儀だなあ〜と思い、

「随分と時間も開いたことだし、ちょっと気分転換になんか新しい曲とかやってみたい?」と振ってみると、ぼそっと「あのね、これ、なんか違う感じなんだけど(クラシックの曲じゃない、と言うことが言いたいらしい)ちょっと弾いてみたいの」と言って、右手でちょろっと彼女が弾いたのが、まさかの「Let it be」

「いやだ〜、これ、私のママのジェネレーションの曲よ。なんで知ってるの?」と聞いてみると、YouTubeで偶然見つけたそう。
「いいよいいよ、やろうやろう!」といって、始めました。

彼女は、もうメロディーは知っているので(英語ができるので、完璧に歌える)指使いとかを適当に(笑)弾きやすいように定着させ、左手をつけます。もうこんなの、お約束のコードなので、本当に子供でも簡単にできます。C-G-Am-F みたいなコードを適当につけさせると、子供なんてあっという間にソラで覚えちゃう。

右手でメロディーを弾いて、左でコードをつけるもよし、右でコードを弾いて、左手でベースを押さえ、自分で大声で歌うもよし、すべてが、サマになります。そばで聞いていたベビーシッターさんが大喜び、「最高にクール!かっこいい!帰ったらマダムに聞かせないとね」と興奮してくれました。

最後に、「でもね、ソナチネ、やめたくないからね、来週はソナチネも続き、やろうね」と私に確認するところがなんとも憎めない、真面目な女の子です。「この路線で行っちゃうのは、今日は楽しかったけれど、ちょっとダメね、今日だけね」みたいな感じです。ハイハイ、もちろんでございます。

なんかお腹いっぱいになっちゃった状態の子供に、結構ウケるのがこういうお遊びです。
今回は、彼女の方から「let it be」を選んだのですが、私がお遊び用によく使うのは「グリーンスリーブス」、クリスマスシーズンだったら「ラストクリスマス」「ハッピーバースデー」などです。コード付けが簡単で、どんな鈍い子でも興味を持てば、その場で覚えてしまうのでおすすめです。