自燈明・法燈明の考察

この情報をどの位置とみなすか(The Lacerta Files)②

 昨日に続いて「The Lacerta Flle」について書いていきます。

 ヒト型爬虫類という事自体は、人類の歴史としては過去から話としてあった事ですが、近年になり、UFO関連と陰謀論という中に語られ始めた事は昨日の記事で紹介しました。その代表的なものは、イギリス人のディビット・アイクの著作「大いなる秘密」であったと言われています。



 ディビット・アイクによれば、政府、金融、ビジネス、マスコミ、軍隊といった業界には「ロスチャイルド・シオニスト」と呼ばれるエージェントが潜んでおり、彼らは秘密裡にネットワークを構築していると言うのです。そのネットワークはロスチャイルド家、ロックフェラー、様々なヨーロッパの王室や貴族、イギリスのウィンザー家(イギリス王室)など、ある血統のメンバーで構成されている秘密結社により構築運用され、この秘密結社が爬虫類人類(レプタリアン)と呼ばれる別次元から来た霊的生命体に支配、操作されていると言うのです。
 またアイク氏が収集した情報によれば、レプタリアンは竜座や北斗七星、オリオン座等を拠点としていて、太古の時代に地球を訪れたとされ、レプタリアンは可視光線の領域にはいないため、人間の目には見えない「次元間存在」として居て、恐怖や欲望などの「低い」エネルギーを食糧としているため、食糧の供給源である人間を恒久的に囲うために、別次元から人間社会をコントロールし続けていると言うのです。またレプティリアンの中には、可視光線の範囲内で活動できる者も存在し、そうした者は地下都市や月の内部に棲んでいる存在も居ると主張、彼の陰謀論によれば世界の重要人物の調査を続けると、最後には悪魔崇拝(サタニズム)に行きつき、これは人間の血液を飲む事で長く滞在できるレプタリアンの性質によるものだと言っています。

 さて、このディビット・アイク氏による陰謀論とは信ずるに値するのか、ですが、ここまで荒唐無稽な話をされると、さすがに眉唾ものでは無いかと思ってしまいます。

 このディビット・アイク氏の主張する「ロスチャイルド・シオニスト」とその周辺の話は、「アングロサクソン・ミッション」を主張している、ビル・ライアン氏の主張する内容ともかぶるものがあります。このブログでも以前に取り上げたこの話題は、2010年2月に「アングロサクソン・ミッション:第三次世界大戦とニューワールドの継承」という事で、ビル・ライアン氏から世の中に発表された内容と被るものですが、もしかしたら、このアングロサクソン・ミッションというのは、ディビット・アイク氏の陰謀論をひな型として創り出された話なのかもしれません。

 さて、この様に今の時代の「陰謀論者」の中で語られる「爬虫類人類(レプタリアン)」について、この「The Lacerta File」では、どの様に語られているのか、少しこのファイルの中を読んでみます。

◆爬虫類型人類は地球起源
 この「The Lacerta File」では、冒頭、自分達の種族の起源については以下の様に語る事から始まっています。

「私は非常に古い爬虫類の種族に属する、女性の爬虫類型人類です。私達には生まれた場所があり、何百万年もの間、その惑星(地球)に住んでいるのです。」

 Lacerta Fileでは女性型のレプタリアンが、Ole.Kという研究家からインタビューを受けるという形式で、第一回目は1999年12月16日に、南スウェーデンの町はずれの小さな小屋で行われたと言います。このインタビューを受けた女性のレプタリアンを、このインタビューの中では「Lacerta」という名前で呼び、このインタビューは構成されています。

 インタビューの冒頭で、Ole.Kは、Lacertaに対して「あなた達の種族の起源は?」という質問を投げかけた事に対して、彼女はこの様に答えたと言います。そして彼女は続けて語ります。

「私達はあなたのキリスト教の聖書等の、宗教的な書物の中で言及されていて、古代の人類の部族の多くは私たちの存在を認識し、例えばエジプト人とインカと他の多くの古い部族では、神として私たちを崇拝していました。」

 前の記事でも紹介しましたが、このLacertaのインタビューでも、私達の人類史にあった「爬虫類族」に関する、裏付けの様な内容を答えているのです。

「あなた方のキリスト教では、あなた達人類の創造における私たちの役割を誤解しているので、私たちはあなたの書物の中では「邪悪な蛇」と呼ばれています。」

 これは恐らく旧訳聖書の中の創世記に書かれている、アダムとイブの物語の事を指しています。旧約聖書の中では、アダムがはじめに神から作られ、その肋骨からイブが創られたとあります。そして2人は楽園(エデン)で生活をしていたのですが、神から「この園の中央にある樹の実は食べてはいけない」と言われていました。しかしこの時に悪魔の化身であった「蛇」がイブを唆し、イブは樹の実を食してしまい、結果として楽園を追放されるという物語です。そしてこれが「人間の原罪」だとも言われています。

 悪魔の化身の「蛇」=爬虫類

 こうして人類は現在を背負い続け、現在に至るというのが、ざっくりとした聖書の中の物語です。Lacertaもその事を指して言ったのでしょう。

 ただし人類の多くの神話にある爬虫類とは、何も旧訳聖書の中で語られる様な「邪悪な神」だけではなく、人間に智慧をさずけ、中には文明の基礎を教えた存在としても書かれていたりします。

 この「The Lacerta File」の中で、爬虫類人類のLacertaは、自分達の種族の事や、その歴史、また人類との関わりについて、どの様な事を語っているのか。まずは情報の位置づけを決める前に、それらの内容について考えてみたいと思います。

(続く)


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