皆さま、こんにちは!

今日ご紹介するお菓子は、越乃雪本舗大和屋こしひかりサブレですニコニコ

越乃雪本舗大和屋は、日本三大銘菓としても知られる越乃雪を製造販売する和菓子屋さんですが、越乃雪の他にも魅力的な和菓子をたくさん販売していますキラキラ

ちなみに、越乃雪については以前の記事でご紹介しています。
ご興味のある方はご拝読いただけると幸いです!

今日は、その中の1つ、こしひかりサブレをご紹介します。

詳しくは後で述べますが、今では日本を代表するブランド米として確固とした地位を築いているコシヒカリは、実は大変な時代の中で開発された歴史を持ちます。

当時と今を比べるわけではありませんが、新型コロナの影響で大変なことになっている今の情勢を乗り越える活力を、少しでもコシヒカリからもらえたらいいな…と思い、今回はこちらのお菓子を選びました。

コシヒカリ開発ストーリー
現在ではコシヒカリの産地として、また、日本有数の水田地帯として名を馳せる新潟県をはじめとする北陸地方は、湿田が多く収穫が不安定で、加えて刈り取りの時期に雨天が多く乾燥が不十分であったため、そこで取れるお米はあまり人気がありませんでした。

そんな北陸の農業を救うため、開発されたお米がコシヒカリなのです。

戦時中の1944年(昭和19年)に、新潟県農業試験場でコシヒカリの先祖とも言えるお米農林1号と農林22号をかけ合わせて新しいお米が開発されました。
農林1号は美味しく獲れ高も高いが「いもち病」というお米の病気に弱く、農林22号は品質が良くいもち病に強いという特徴がありました。
この2つの特徴をうまく受け継ぐお米の誕生が期待されたのです。
けれど、この時できたお米は背丈が高く倒れやすく、いもち病にも弱いという欠点があったため、その後も試行錯誤が続いていきます。

そんな中、1947年(昭和22年)に福井県農業試験場が発足し、発足したばかりの福井県農業試験場にその開発が引き継がれます。

福井県農業試験場での開発は決して順風満帆なものではありませんでした。

開発中のコシヒカリの先祖ともいえるお米を水田に植え付けして間もない1948年(昭和23年)6月にマグニチュード7.1の大地震が福井県を襲い、3769人もの方が犠牲になる大きな被害を受けました。

福井県農業試験場も地震の被害を受け、用水路は壊滅状態、試験水田の多くが陥没または土砂に埋まる…という状態でした。

ですが、そんな中でコシヒカリのご先祖を開発していた試験水田は奇跡的に被害を免れ無事でした。

そこで生まれたのが「越南17号」というお米です。
越南17号は味がとてもよく獲れ高が安定していましたが、背丈が高く倒れやすく、いもち病に弱いという欠点は改善しきれていませんでした。
越南17号は開発後に、新潟県農業試験場に里帰りをします。

戦後間もない食糧難の時代であった当時はお米の味よりも量産できることが、お米の品種において重視されていました。
ですが、新潟県農業試験場は「作り方を工夫してカバーできる欠点は大した欠点ではない。日本がもっと豊かになればご飯の味が注目される時代がいつか必ず来る」として、越南17号あらため「コシヒカリ」をデビューさせました。

コシヒカリという名前は、7世紀ごろまで、現在の福井県や新潟県を含む地域に存在した「越(こし)の国」に由来します。
「越の国に光り輝くお米になりますように…」という願いを込めて「コシヒカリ」という名前がつけられました。

戦時中に開発がスタートし、その過程で大きな地震に遭いながらも開発され、現在では日本を代表するブランド米となったコシヒカリ…
世の中が大変な状況の今、逆境を乗り越える活力をコシヒカリからもらえるといいなと思いますニコニコ

こしひかりサブレ
こしひかりサブレは、このようにコシヒカリの稲穂の装飾のついた箱に入って販売されています。
包装紙の上下のラインがよく見ると「米」の字をモチーフにしているところが可愛らしいですね。
箱の中にはこのようにビニールの袋で個別包装されたこしひかりサブレが入っています。
こしひかりサブレは、新潟県産コシヒカリの米粉を用いて作られたサブレです。
一般的な小麦粉を用いたサブレとはまた一味違った、米粉の優しい味わいと、さっぱりとした口どけが特徴的です。

中央には炒ったお米が少し浮かんでいて、香ばしい味わいがアクセントとなっています。
断面図はこのように…↑
サクサクとした感じが伝わるでしょうか?

サブレの裏側は下の写真のように、米俵を意匠としています。

米俵の意匠も、包装紙の上下ラインの米の字も、大和屋さんの可愛らしい遊び心が素敵ですね。

大和屋さんのお菓子は他にも、可愛らしく遊び心があるものがいくつもあるので、ご興味のある方はご覧になってみてくださいニコニコ

◆和菓子情報◆
価格 : 1箱8個入り 税込972円

◆和菓子屋さん情報◆
本店住所 : 〒940-0072新潟県長岡市柳原町3-3
TEL : 0258-35-3533
営業時間 : 9:00-17:30
定休日 : 日曜と水曜の不定休
ホームページ、オンラインショップ : https://koshinoyuki.official.ec

以上、越乃雪本舗大和屋のこしひかりサブレのご紹介でした!

ご拝読ありがとうございますキラキラ

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