写真やイラストを使って、オリジナルの「クリアファイル」を作りたい。
だけど、どのサイトが良いか判らないので、おすすめのサイトを教えて欲しい。
この記事はこんな方に向けて書きました。
僕は印刷会社の営業マンとして20年以上勤務している印刷のプロです。
もちろん、官公庁や企業・個人向けのクリアファイルも数多く制作しました。
今回は、経験をもとにクリアファイルを1枚から格安で作れる、おすすめのサイトを4つ選んで紹介します。
各サイトで作ったクリアファイルの写真も公開しているので、仕上がりもイメージしやすいですよ。
クリアファイル作成サイトの比較
サイト名 | 仕上がりの良さ | スマホから作成 | 価格(A4サイズ) | 特徴 |
クリアファイルONE | ◎ | 1枚 310円 | 1枚なら格安、色の再現性は△ | |
ME-Q | ◎ | 5枚 1,350円 | スマホから簡単、片面印刷のみ | |
グッズラボ | ◎ | 1枚1,496円 | 仕上がりは良い、価格は高め | |
おたクラブ | × | 3枚1,200円 | 完全データのみ、仕上がり良い |
※送料別、確認日2024年2月25日。
オリジナルのクリアファイルを1枚だけ格安で作りたいならクリアファイルONEがおすすめです。
本体と送料を合わせても500円以下なので、個人でも気軽に作れます。
ただし、色の再現性はそれなりなので、注意してくださいね。
スマホからサクッと作りたい、面倒なのは嫌いな方は、片面印刷だけですがME-Q。
色にこだわりたいなら、データの準備に手間はかかりますが、OTACLUBがおすすめです。
実際に印刷したクリアファイルの仕上がり
こちらの写真とイラストを使い、実際にクリファイルを印刷しました。
ガラスの写真の比較画像です。
色の濃さに違いがありますが、極端な差は感じません。
印刷したイラストを比較した画像です。
こちらはハッキリ差がでています。
クリアファイルONEはちょっと赤が強かったですね。
ME-Qは、元画像よりも明るく印刷され鮮やかな仕上がり。
グッズラボも、鮮やかな印刷で問題ありません。
おたクラブ、色味は元画像に近いですが、少し色が薄いです。
それでは、各サイトを詳しく比較していきますね。
クリアファイルONE
クリアファイルONEは、1枚から格安でオリジナルのクリアファイルを作れるサイトです。
1枚だけなら、送料込みでも500円もかからないので、気軽に作れます。
価格重視でクリアファイルを1~5枚ほど作成したい方におすすめです。
ただし、色の再現性はそれなりです。
印刷したい画像をアップロードするだけで、簡単に注文できます。
ただし、画像の位置調整や文字入れなどの編集はできないので、
文字入れをしたい時は、事前に編集済みの画像を準備しましょう。
■クリアファイルONEで「クリアファイル」を1枚印刷した場合の費用
クリアファイル印刷(1枚・両面) | 310円 |
送料(ネコポス) | 150円 |
合計 | 460円 |
※確認日:2024年2月25日
ME-Q
ME-Qはスマホから約1万点のオリジナルグッズが作れるサイトです。
もちろん、クリアファイルも画像をアップロードするだけでサクッと作れます。
ME-Qのクリアファイルは片面印刷になります。
画像の拡大縮小や文字入れなど、自由に編集できるので、自分好みにカスタマイズ可能。
上の写真では、立ち絵、ちびキャラ、背景の3つの画像を組み合わせています。
支払いにAmazonpayが使えるので、Amazonの会員なら面倒な会員登録が不要。
いつもAmazonで使っているカードで簡単に支払いできます。
面倒な事なしで、スマホからサクッと作りたい人におすすめです。
■ME-Qでクリアファイルを5枚印刷した場合の費用
クリアファイル印刷(5枚・片面) | 1,350円 |
送料 | 500円~ |
合計 | 1,850円~ |
※確認日:2024年2月25日
グッズラボ
グッズラボは、自分でデザインしたオリジナルクリファイルを、
そのままオリラボマーケットで販売できます。
販売したいデザインを登録しておけば、グッズラボで決済・印刷・発送までしてくれます。
ノーリスク・在庫無し販売なので、自分で描いたイラストをグッズにしたい方におすすめです。
当サイトのショップはこちらです → 印刷おやくだち100ショップ
デザインエディタは有料ソフト顔負けの多機能です。
もちろん、こだわりたい方は、Adobe系ソフトの印刷用完全データでも入稿可能。
■グッズラボでクリアファイルを1枚印刷した場合の費用
クリアファイル印刷(1枚・両面) | 1,496円 |
送料 | 170円~ |
合計 | 1,666円~ |
※確認日:2024年2月25日
同人印刷所おたクラブ
同人印刷所おたクラブは、同人誌とオリジナルグッズの印刷に特化したサイトです。
最低注文数は3枚からですが、印刷数量が増えるほど、1枚当たりの単価が劇的に下がります。
注文には、Adobe社のフォトショップなどで作った印刷用の完全データが必要なので注意してくださいね。
ホログラム加工も可能、可愛く仕上がりますよ。
■おたクラブでクリアファイルを3枚印刷した場合の費用
クリアファイル印刷(3枚・両面) | 1,200円 |
送料 | 300円~ |
合計 | 1,500円~ |
※確認日:2024年2月25日
オリジナルクリアファイルを50枚以上印刷が安いのは?
ここまでは、オリジナルクリアファイルを1枚から小ロットで安く印刷できるサイトを紹介しましたが、
50枚1セットで印刷したい方が多いようなので、各サイトを比較してみました。
一番安いのは「ラクスル」だったので、50枚印刷したい方は検討してみてくださいね。
■オリジナルクリアファイルを50枚印刷した時の価格
サイト名 | 50枚印刷時の価格 | 1枚当たりの単価 |
ラクスル(5営業日出荷・送料無料) | 12,343円 | 247円 |
ME-Q(片面印刷) | 13,500円 | 270円 |
おたクラブ | 15,000円 | 300円 |
クリアファイルONE | 15,500円 | 310円 |
グッズラボ | 68,000円 | 1,360円 |
※A4サイズ カラー印刷 送料別 確認日2024年2月25日(小数点以下切り上げ)
※左側のメニューから「ファイル・フォルダ印刷」をクリックしてください。
オリジナルクリアファイル作成のよくある質問
ここでは、オリジナルクリアファイル作成で、よくある疑問を紹介します。
クリアファイルの印刷方法はどんなものがあるの?
クリアファイルに印刷する方法は主に4つです。
それぞれ、特徴があるので解説していきますね。
オンデマンド印刷
小数のクリアファイルを手頃な価格で印刷できます。
クリアファイルを1枚から100枚程度、印刷したい方におすすめです。
ただし、大量印刷すると、オフセット印刷に比べて割高になります。
画像をアップロードするだけで、印刷できるサイトが多く、
気軽にクリアファイルを印刷できます。
印刷の質は、オフセット印刷と比べると若干落ちますが、
並べて比べたらわかる程度で、ほとんど遜色ありません。
オフセット印刷
印刷用のアルミ版が必要になるので、基本料金は高いですが、印刷の仕上がりがきれい。
印刷部数が多くなると1枚あたりの価格が下がるので大量印刷に向いています。
100枚以上のクリアファイルを作りたい方はオフセット印刷の検討をおすすめします。
ほとんどのサイトで、adobeのillustratorなどの専門的なソフトで作った、
印刷用の完全データ入稿が基本になるので、印刷に慣れた方向け。
参考価格:クリアファイルのオフセット両面カラー印刷100枚で最低30,000円程度。
シルクスクリーン印刷
※サンプルはクリアファイル印刷工房様より取り寄せました。
メッシュ状の板とヘラを使って、インクを落として印刷する方法。
看板やTシャツの印刷にもよく使います。
社名と連絡先をクリアファイルに印刷して、展示会への来客やwebからの問い合わせ先に、資料を入れて渡すのが定番の使い方です。
単色印刷が基本なので、オフセット印刷よりは、費用がかかりません。
手作業が多いので、印刷に時間がかかるのと、多色刷りすると印刷ズレがおきやすいです。
シルクスクリーン印刷については、こちらのyoutube動画が参考になります。
参考動画⇒シルクスクリーンプリント作業風景
箔押し印刷
※サンプルはボラネット様より取り寄せました。
クリアファイルの上から金箔などの「箔」を押し付けて印刷します。
シルクスクリーンと同じく、社名と連絡先を印刷するのが定番。
オフセットのカラー印刷よりも低価格で、高級感がある仕上がり。
赤・青・緑などの「箔」を使うと個性的なクリアファイルができます。
クリアファイルのサイズでおすすめは?
日本では、ほとんどの書類にA4サイズの用紙が使われています。
クリアファイルは書類入れとして使うので、A4サイズがおすすめです。
※A4サイズのクリアファイルの大きさは「220mm×310mm」で、
A4サイズの用紙より一回り大きいです。
他にもA5サイズのクリアファイルも、バッグに入れて携帯しやすく、
領収書やレシートの保管用としておすすめです。
※A5サイズのクリアファイルの大きさは「153mm×220mm」です。
オリジナルクリアファイルは販売促進に使えますか?
商品資料をオリジナルクリアファイルに入れて渡すなど、販売促進に使えます。
ただし、全面に広告を印刷すると、中身が見えなくて使いづらいので注意しましょう。
会社名・ロゴ・連絡先だけなど、シンプルな物がおすすめです。
まとめ:オリジナルのクリアファイルが安いサイト4選
今回はオリジナルのクリアファイルが安く作れるサイトをまとめました。
各サイトの特徴
- クリアファイルONE:1枚だけ格安で作れます。発色は△、編集ができない。
- ME-Q:スマホから簡単に作れるが、片面印刷だけ。Amazonpay対応。
- グッズラボ:料金は高いが、デザインしたクリアファイルをすぐに販売可能。
- おたクラブ:仕上がりが良く、値段も手ごろ。印刷用の完全データが必要。
各サイト一長一短ありますが、値段重視なら「クリアファイルONE」、
簡単さ重視なら「ME-Q」、仕上がり重視なら「おたクラブ」をおすすめします。
50枚以上印刷したい方は、価格の安い「ラクスル」を検討してみてくださいね。