救急搬送先 | 脳内出血で右片麻痺が残ったボクの 人生の蹉跌。焦らず、諦めず、楽しむ日々をシェアーするブログです。

脳内出血で右片麻痺が残ったボクの 人生の蹉跌。焦らず、諦めず、楽しむ日々をシェアーするブログです。

ごく普通のサラリーマンだったボクは2018年12月、帰宅途中の駅構内で突然右半身に力が入らなくなり、救急搬送。幸い命は取り止めたものの、右半身麻痺に。急性期病院、回復期リハビリテーションを終え自宅療養中。始まったばかりの片麻痺生活やリハビリの進捗をつづります。

3年前、救急搬送された病院に3年ぶりに行ってきました。

入院の時も回復期病院への転院のときも病院の外観を見る

チャンスはありませんでした。

なので今回が初めて。

お世話になった病院の建物・外観や周囲の街並みをゆっくりと

見ることができました。ここにいたんだね。

 

ボクの命を救ってくれた病院なんだ、と思うと感慨もひとしおです。

入院当時は気づくこともありませんでしたが、病院内は意外に明るく、

スタッフも笑顔があり、ギスギスした空気や圧迫感がありません。

 患者さんたちもどこか表情が柔和な感じです。

一般的にありがちな暗くて冷たい病院のイメージとは違って、 優しく

受け入れ、包み込んでくれるような雰囲気を醸し出しています。

一体何なのでしょう?

 

体の半分が不自由になるという現実に打ちのめされ、

それでも復活しなければと気持ちを奮い立たせ戦っていた日々。

毎日のように昼間でも夜でも悪夢にうなされて、「夢だから覚めなきゃ」

と言いながら夢を見続けていました。本当に不思議な夢の数々びっくり

現実と夢がごちゃごちゃになったような、何とも言いようのない

時でした。

脳損傷のせいだったのでしょうか。

 

あれから3年。さまざまな経験をし元気になって戻ってこられた今、

リボーンさせてもらった病院に再会してみて、これまで持っていた

行き詰ったような閉塞感、胸のつかえから解放されたような、

ホントに不思議な気持ちになれました。

 

この病院の建物や雰囲気が「 元気でやれよ」 と励ましている

ようにさえ感じ、勝手に嬉しくなってしまいました。

これからもしっかりやってゆこうという、前向きな気持ちさえ湧いてきました。

 

辛い思い出をリセットでき、こんなにすがすがしい気持ちになれ、

心がこんなに軽くなるならもっと早く来ていればよかったです。

しこりをぼこっと落とすことができた感覚です。

 

事務手続きのためだけに来たのに、 想定外の大きな収穫が

ありました。 まだまだ先の長い人生。 引きずらなくていいもの、

切れるものはどんどん切って行けたらいいですね。

 

ボクはスピリチュアルとか気にしない人ですが、病院の建物や

周囲からパワーが出ているところのような、そんな風に思えました。

 

3年前、救急車が着いたのは、、、ここだ。

 

自然光が柔らかい

 

あの辺りSTさんとのリハビリ室