障害受容 | 脳内出血で右片麻痺が残ったボクの 人生の蹉跌。焦らず、諦めず、楽しむ日々をシェアーするブログです。

脳内出血で右片麻痺が残ったボクの 人生の蹉跌。焦らず、諦めず、楽しむ日々をシェアーするブログです。

ごく普通のサラリーマンだったボクは2018年12月、帰宅途中の駅構内で突然右半身に力が入らなくなり、救急搬送。幸い命は取り止めたものの、右半身麻痺に。急性期病院、回復期リハビリテーションを終え自宅療養中。始まったばかりの片麻痺生活やリハビリの進捗をつづります。

ボクは発症4年目にはいります。

皆さんは脳卒中で中途障害者となり、想定外の人生大転換にどう

向き合って来られましたか?

 

不自由になった上下肢を生活できるくらいまで戻す戦いとか。

ことばがスムーズに出てこない、とか。

職場復帰はしたものの、与えられた業務と報酬に愕然、とか。

社会生活での理不尽な障碍者扱いとか。

挙げたらきりがない不満、不安、憤り、怒り。

 

周囲に向けられるそういった感情は、自分にもむけられ、

取返しのつかない事への後悔とか

困難に無力な自分へのふがいなさとか、

迷惑をかけた人たちへの想いとか、

将来への不安や、言いようのない喪失感とか。

 

自分ではどうにもできないことを、それでも自分で何とかしなきゃ

ともがいてきました。

完全に行きずまっていました。

麻痺の体と付き合うだけでも大変なのに、将来に希望を持つなんて

夢のまた夢。 そう思っていました。

 

ところが、最近考えに変化がありました。 というか徐々に変わってきました。

何がかというと、

一人でもがいていても解決策は出てこないし、前にも後ろにも行けない。 ➡ 多くの当事者の人と交わろう、話を聞こう。

 

②過去の自分に決別。 生まれ変わった自分。 別人ではなく新しい自分を認める。 ➡ 健常の頃にできていたことを目指さない。 最低でもずらして考える。

と今までにない考え方・行動に変わってきました。

 

障害受容は100%できることはないと思います。

でも、多くの人に心をひらいて交わって行くことで、

今後どう生きてゆくのか、何を目指すのかが

見えてくるのではないかという気がします。

 

最近とあるセミナーに参加した際のことです。

障害者としては先輩であり、みんなから先生と呼ばれるような方でさえ、過去のつらかった時やその頃にお世話になった人に思いをよせたとき、講義の途中涙が止まらなくなってしまうことがありました。  

経験・実績などを考えればすでに障害を受容し、お手本のように前向きに生きて、人々の役に立つ仕事をされている方でさえもです。

障害受容とは、ボクら障害者にとっては実に苛烈なのですね。

 

辛い時期を乗り越えて今があるんだな、と思うわけです。

皆さんもそうだと思います。

中にはもう乗り越えられた方もいるでしょう。

ボクはまだまだですが、何とかします。

きっと。

どうか応援よろしくお願いします。

 

 

デコボコ道で歩行練習 いい天気!