2年前のことになるけれど、横浜のそごう美術館へ「フェルメール光の王国展2018」という展覧会を見に行ったら会場にヴァージナルが置かれていた。演奏イベントもあったようである。
ヴァージナル(virginal)は音を出す仕組みがチェンバロとほぼほぼ同じで、実際に出てくる音もチェンバロに似ている。
ただ、チェンバロにくらべるとずーっとコンパクトにつくられている。 コンサート用ではなくて、自分の家で楽しむ用、の楽器だからなのだと思う。
フェルメールの絵には この楽器がたびたび描かれている。
フェルメール ヴァージナルの前に座る女 (ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵)
フェルメール ヴァージナルの前に立つ女 (ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵)
こうして、主題としてヴァージナルが描かれている以外にも、室内背景として ヴァージナルが置かれていたりもする。17世紀の画家であるフェルメールにとってヴァージナルはとても親しみのある楽器だったのだろうなぁと思う。
YouTube にはヴァージナルの演奏動画もたくさんあった。ひとつご紹介します。
ウィリアム・バードというルネサンスの作曲家がつくった「第一ガリヤルド」
今日は山へ行かない山の日。
みなさま良い休日、お盆休みをお過ごしください。