この物語は、男→女 に性転換したがあることをきっかけにキャバ嬢を始めることになった1人のMtFの物語である。
※これは実話であり、私(めろう)の体験記です。
MtF・・・Male to Female(体と社会的役割を男性から女性へと変えた人又は変えようとしている人のこと)
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前回のあらすじ
場内指名をもらって少し自信がついた めろう。
自分でも接客の仕方が変わったのを実感し、指名をくれたお客様に感謝する。
キャバ嬢の仕事にもだいぶ慣れてきた。
場内指名をもらったり、勤務し始めてから何日か立っているし、段々と立ち位置がわかってきた。
専らヘルプについているが、そういうお客様の方が優しかったりする。
指名の子がお目当てだが、私に興味がないわけではない。
ちゃんと話してくれるし、ドリンクもいただけたりする。
お小遣いゲットだぜ♪
とはさすがに口に出さないが、給料が増えるので地味に嬉しいのだ。
ヘルプの子にもドリンクをくれるお客様はなんかかっこよく見える。
きっと、それを見た指名の子の評価もあがっているはず。
私が指名されているならば思う。
太っ腹で優しいなんてかっこよすぎるじゃないか。
アフターのお誘いもOKするだろうよ。
是非ともそんなお客様に指名されてみたいものだ。
見習いキャバ嬢の道のりは険しい。
いつか指名をもらえたりするのだろうか。
…こんなことを考える余裕も生まれてきた。
ガチガチに緊張していた頃が懐かしい。
自然体でありのままの私をお見せできるのは大変気分が良い。
もちろん、独特なお客様もいらっしゃるのでそういう時は黙って合わせる。
ただ、自分を出している時の接客の方が気に入られることは多いのだ。
それはつまり、お客様に合わせている自分には魅力がないということになる。
まぁそれはそうか。
なんとも難しいことだが何か対策を考えたいところでもある。
お金をもらっている以上、合わないお客様にも及第点に達する接客をしたい。
それはなぜかというと、クビになりたくないからだ。
千と千尋ばりに
ここで働かせてください
ここで働きたいんです
という気持ちで働いている。
給料分の仕事がちゃんとできないとクビになるんじゃないかとビクビクしている。
私は小心者なのだ。
(そんな簡単にあるわけないのだが)クビにならないためにこれからも粉骨砕身働いていこう。
話せるお客様とは楽しく自分を出して話し、
話せないお客様には及第点をとるために何かしら考えよう。
目指せクビにならないキャバ嬢
次回
更新をお待ちください