映画「田園に死す」観て
映画の中で詠まれる歌が気になった
妙に懐かしいような?
心象風景?って感じ?
痩せた土地にしがみつき
貧しさ故の子殺し
片端者の見世物小屋
👆ここまでは寺山修司の映画や歌
ここから頭の中でジンタが流れ
「かわいそうなのは、
この子でござい〜親の因果が〜」
と、乏しい想像をして(笑)
小さい時
チンドン屋さんが怖かった
哀しかった、ことを思い出す
遭遇したくない
でも見かけるとジッと見てしまう
皺に埋まった白粉までわかるくらい
そして、チンドン屋さんの
人生を勝手に想像していた
薄気味悪い女の子だった
👆これが、自身の心象風景?(笑)
寺山修司の歌は
自身の心象風景とリンクする
歌集でよく読んだのは
「田園に死す」の部分
大工町寺町米町仏町
老母買ふ町あらずやつばめよ
たつた一つの嫁入道具の仏壇を
義眼のうつるまで磨くなり
ほどかれて少女の髪にむすばれし
葬儀の花の花ことばかな
針箱に針老ゆるなりもはやわれと
母との仲を縫ひ閉ぢもせず
新しき仏壇買ひに行きしまま
行方不明のおとうとと鳥
"母の真っ赤な櫛"という言葉が
何度か出てくる
映画にはなかったと思うが
好きな歌👇
味噌汁の鍋の中なる濁流に
一匹の蠅とぢこめて 餐
あれ?
自分は退廃と耽美の人だったよね?(笑)
「TRY48」から映画「田園に死す」
からの~歌も詠んだ
取っ掛かりの本は途中放棄したけど
その後の映画〜歌集といけて嬉しい