1990年発行

映画「田園に死す」観て
映画の中で詠まれる歌が気になった

妙に懐かしいような?
心象風景?って感じ?

痩せた土地にしがみつき
貧しさ故の子殺し
片端者の見世物小屋

👆ここまでは寺山修司の映画や歌

ここから頭の中でジンタが流れ
「かわいそうなのは、
この子でござい〜親の因果が〜」
と、乏しい想像をして(笑)

小さい時
チンドン屋さんが怖かった
哀しかった、ことを思い出す

遭遇したくない
でも見かけるとジッと見てしまう
皺に埋まった白粉までわかるくらい
そして、チンドン屋さんの
人生を勝手に想像していた
薄気味悪い女の子だった
👆これが、自身の心象風景?(笑)

寺山修司の歌は
自身の心象風景とリンクする

歌集でよく読んだのは
「田園に死す」の部分


大工町寺町米町仏町
老母買ふ町あらずやつばめよ

たつた一つの嫁入道具の仏壇を
義眼のうつるまで磨くなり

ほどかれて少女の髪にむすばれし
葬儀の花の花ことばかな

針箱に針老ゆるなりもはやわれと
母との仲を縫ひ閉ぢもせず

新しき仏壇買ひに行きしまま
行方不明のおとうとと鳥


"母の真っ赤な櫛"という言葉が
何度か出てくる

映画にはなかったと思うが
好きな歌👇

味噌汁の鍋の中なる濁流に
一匹の蠅とぢこめて 餐


あれ?
自分は退廃と耽美の人だったよね?(笑)

「TRY48」から映画「田園に死す」
からの~歌も詠んだ
取っ掛かりの本は途中放棄したけど
その後の映画〜歌集といけて嬉しい

    

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