2021年10月11日月曜日

【地ノ島 無人島キャンプtouring備忘録】 21'10/9-10

大将の念願=無人島キャンプ
いつか忘れ去ってくれるだろうと淡い期待をしていましたが大将の思いは消えそうにありません。
しかしながら人生相談でお世話になっている大将の願いを無下にするわけにはいけません。
まだまだ暑いけど良い気候になりつつありtouringが気持ち良い季節になってきました。
個人的には愛媛高知のUFOラインを中心にpureな単車touringに行きたい気持ちでしたが行ってきました無人島キャンプ・・・。



正直、飲み水もない島に行って砂まみれで海水でべとべとになる理由がわかりませんが
ワイルドな人はこの便利な都会では味わえない経験を求めているのでしょうか。
当初は広島の方の無人島を大将は所望されてたけど如何せん遠過ぎる。と、ひでさんが和歌山にも無人島がありますよーと地ノ島という島を教えてくれたので取り敢えずここに行ってみる事に。

過去に無人島計画は発動されるも天候不順で回避してきたけど今回は残念ながら晴予報で回避できそうにありません。
まあしかし毎度の事ですが今回の旅もかなりざっくり。
なんでもひでさんとのぞみさんは子供の運動会を終えてから来るって事で京都出発は12時半を目標に。午後出発という時点でかなり無理がありますがやはり時間通りにはいかないものでのぞみさんは間に合わないと。取り敢えず懐かしの元職場で出発式をしようとひでさん組と久々のこの地で出発式。

ちなみにひでさんと昼飯を食いながらルートの確認をしていたけど「いくところってここですよね」と和歌山市沖の地ノ島を指している。
いやいや、有田市沖の地ノ島です。出発間際でこんな感じだから先行きが怪しい。

渡船乗り場まで京都から2時間強で渡船は16時まで。
買い出しの時間とかを考えると13時までに出発しないとやばいと思いましたがのぞみさんもなんとか自宅を出たようであり京都組全員で出発式を敢行です。



やばいやばいと言いながら毎度おなじみちんたら写真を撮ったり前日までにガソリン入れてなかったのでガソリン寄って良いですかとどんどん時間が押していく。メットのインカムも準備万端のはずがのぞみさんだけ装着しておらん。
「充電してきたよ」と嬉しそうに言っているけど装着してなかったら意味ないやんけと思い途中でまた停車して装着したりとどんどん時間が押していく。

奈良の大将とは買い出しをするスーパーでの集合。
エバーグリーンが何箇所かあったので海南ICを出た所の海南店か有田ICを出た所の有田店か。結局「有田店に15時過ぎで」って事になりましたが大将は今回も当直明けというハードスケジュール。ちなみに3時間も寝れていなかったらしい。

Googleのナビでは有田店への到着は15時20分。買い出しに30分、渡船までの移動に10分でいよいよカツカツ。
のぞみさんは運転スローだから取り敢えず先行して大将と現地で先に買い出しをする予定にして小生だけエバーグリーン有田店へかっ飛び現地に15時15分には到着。大将から着きましたと連絡もあり、さぁ合流して買い出しやと思ったけど大将が見当たらん。店の真ん前に停めているんだから気付かない訳がない。



そんな馬鹿なと思い電話をして確認したら大将は有田ICすぐの「エバーグリーン吉備店」にいるらしい。なんてこったと思ってもどうしようもなく取り敢えず有田店に向かうとの事。
そうこうしていたらひでさんとのぞみさんも有田店に到着。先に買い出しを、と思ったけどここでまた大誤算。

生鮮食料品とかがない・・・。エバーグリーンって何種類かあって「エバーグリーン」はドラッグストアみたい。「スーパーエバーグリーン」に行かないと生鮮食料品とかはないようです。ちなみ有田店も吉備店も「エバーグリーン」どっちに合流していたとしても肉や魚を買えなかったというオチに変わりない事は少しの救いか。

時刻は15時半を回りいよいよやばい。
大将に電話で確認したら「食料なしで無人島いきますか」というノリ。
方やひでさんはこんな状況で行くのは現実的ではないと近隣のキャンプ場に片っ端から電話をしている。小生も無人島を回避すべく近隣のキャンプ場に電話をしますが繋がらないか何処も一杯。
大将が有田店に合流するも、もうにっちもさっちもいかなくなり「もうこのまま行きましょか」とひでさんの決断。
酒とつまみだけ買い込んでダッシュで渡船のりばまで急行しなんとか最終便に乗る事が出来ました。

大将が「島で薪とか飲み物売ってないんですかね?」って聞いてきた時には我が耳を疑ってしまった。。。
「え、無人島を希望されていましたよね。薪とか飲み物売っていたら無人島じゃなくなるじゃないですか」的なやり取りをしたけど大将は少し御不満な様子。
天才の思考回路はやはり小生のような凡人にはわかりません。



ぽんぽん船に乗り込んだら無人島に行けるという安心感から皆少しホッとしている。
ただ、どうしても個人的にはしっくりこん。
無人島は行きたくないけど「無人島」とうたっている割には無人島らしくないから。
HPを見ると自然のパラダイス的なうたい文句が踊っているが写真では砂浜にぎっしりテントが立ち並んでいる。
この時点で無人島感は皆無。そしてとどめは対岸。
HPは自然豊かな美しい海の島って感じの写真だけど砂浜の目と鼻の先にENEOSの和歌山製油所の工場が広がっておる。全くもって無人島感がない(苦笑)
そら確かに島に住人が居なかったら「無人島」には違いないかもしれないですが・・・。

製油所を眺めつつ地ノ島に到着し上陸。
歓迎の看板がある時点でますます無人島感がないなーと感じてしまう。
あれだけ無人島に行きたくなかったけど来たからには無人島感を味わいたいという矛盾。




既にお泊り組は10組くらいおられ浜のあちこちにテントが立っています。
ますます無人島感がないと心の中で思いながら我々もテントの設営を開始です。
大将が設営しようとしている地点に岩が転がっているからどけておられる。ここまでは納得。
が、埋まっていて少し顔を出している岩を掘り始めているではありませんか。
大きな岩のようで掘っても掘っても底が出てこん。思わず「時間も無駄ですし掘るのやめて埋め直した方が良いのでは」と言ってしまった。
「今更そんなわかり切った正論を言わんでください」と流されひたすら掘り続ける大将。
そこに皆も加勢して楽しそうに掘り続けてテコの原理だーとか言いながら木を入れて動かそうとしている。





皆さん無人島に来たというテンションの上りでしょうか。楽しいと言いながら作業し続けておられた。こりゃついていけんと小生はぼーっと眺めて終わった。
寝床の為に岩をどけたけど結局関係ない所にテント立ててるやないかーい(苦笑)と突っ込みたくなりましたが我慢です。



この日の晩御飯の主食はソーセージ。
エバーグリーンで買い出しの時間もなく取り敢えずあった食料品が急ぎ買い込まれたようです。
木炭もあったらしく火を起こすことも出来て良かった。大将は重たい薪台とかを今回も担いできてくださり毎回感謝感謝です。



「ソーセージは当分ええわ」とひでさんが言っていたけど翌朝の朝食もソーセージ。
火を囲んでのんびり過ごしていたけど何を話したのかあまり記憶にない。ただ、工場の夜景が美しかった。




大将の薪台は毎回の業火により変形と変色しまくっているけど今回も容赦なく火が炊かれていた。
いつ頃寝たのか覚えていないけど気がついたら朝になり、ひでさんJr.に起こされて外に出てみたけどあいにくの曇空。さすがに10月なので夜は少し冷えてテントは結露しまくっている。
乾かすためには太陽が照って欲しいい所だけど朝食を済ませたら小生以外は海に泳ぎに行っていた。小豆島touringの時も海でべたつくのが嫌、砂でべたつくのが嫌という理由で眺めていただけど今回も同様。



10時くらいの渡船で帰る予定でしたが結局11時の渡船で本州に戻ります。
帰る時になって雲も晴れて見事な青空が広がっている。皆はまた飛び込んで泳ぎたいと言い出している。
クラゲに刺されまくってひりひり痛いと言っていてひでさんは腕の一部から流血もしているけどそんなに海が好きなのか・・・。

半日の滞在でしたが普段の生活のありがたさを身に沁みて感じたキャンプでした。平凡だけどノーマルが一番。
渡船の桟橋から北側を眺めたら自然豊かな感じではありますが写真のマジックですね。首を少し右に傾けたらENEOS和歌山製油所・・・。



せっかく有田まで来たのだから有田観光をしてみるかともなりますがなんもなさそう。
風呂なしでしたから有田川温泉に入りそちらで昼ご飯をして帰る事になりました。なんでも有田市は太刀魚の水揚げが多くて有名のようで太刀魚が市の魚らしい。そして11日は太刀魚の日にもしているらしい。
てことで、お昼ご飯は太刀魚おこのみ膳1958円也。



帰る前に有田らしいところで集合写真を撮って帰りますかとなったけどほんとになんもない。
有田と言えば有田みかんが有名。山の斜面はみかん畑が広がっており山をバックに撮影してみたけどちょうど山肌に雲がかかって単なる河川敷での1枚になってしまった。



大将とは岸和田SAでアイスを食べてからの美原JCTでお別れです。
有田に行ったけどみかんとの絡みがなかったのでみかんソフトクリーム390円を一緒に食べてのお別れ。旅の〆はやっぱり大将で。



来月は何処の無人島にしましょうかみたいな話になっていたけど無人島は5年に1回くらいで許して欲しい(苦笑)また会いたいですが無人島以外で会いましょう。

今回の走行距離は約310kmでした。




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