2023年5月17日水曜日

【リベンジ伯備線遠征備忘録 Revenge JR-West Hakubi-line expedition memorandum】 23’5/15

先月4月2日に国鉄色とスーパーやくもカラーの撮影をしに伯備線へ行きましたがスーパーやくもは捕獲できずに終了してしまいました。いつかはまた行かねばと思っていたけど片道3時間半は気楽に行ける場所ではありません。職場に鉄好きな子がいたので彼と一緒に行くことになりましたが土日やGWは381系特急に鉄が殺到して危険でありド平日に希望休を出して行くことになりました。

I went to the Hakubi-line to take photos of the series 381 JNR color Yakumo and Super-Yakumo color last month on the 2nd. of April. But I failed to take photos of the Super-Yakumo color.
I've been wanting to revenge to visit the Hakubi-line again, but it's hard because it takes over 3 hours on one way. I found Tecchan, my coworker, so I invited him to expedite the Hakubi-line together. If we visit on the weekend, many many Tecchan is here. We wanted to avoid that situation, we got a weekday holiday and we went there on Monday.



週間天気では直前まで雨だったけど西から天気は回復するので予報は晴に変わっており予定通り3時に京都を出発。山陰観光連盟から特急色、スーパー色の運休情報が発信されていますが5/15はどちらも運用されるのを確認しての出発。着いて実は運休だったとか知った時のダメージは計り知れません。
名神→中国道と進みますが日曜(正確には月曜未明)のせいかトラックも少なく貸し切りに近い状態で鳥取県入り。今回も蒜山高原SAで休憩しましたが朝日に大山が輝いていました。

さて、前日までの雨も相まって山間部の撮影地は霧の中。日の出の時刻は過ぎましたがまだまだ気温も低く霧が晴れる気配のないまま6時50分頃となり1発目のスーパーやくも色の通過時間となりました。
今回は田植えの時期という事もありやくもの水鏡を収めようと思い情景メインの撮影をと思いましたが来るのが少し遅かった。既に多くの水田は田植えをされており純粋な水鏡を見る事は出来ませんでした。もう1週間早ければ稲もなかったかもしれませんがGW中でありここネウクロ周辺は大変なことになっていたようで。
1004M やくも4号 JR西日本 伯備線 根雨-黒坂



田んぼのあぜ道でローアンにして水鏡を撮るというのは田舎ではよくある光景かと勝手に思っていますが昨今のマスコミ報道にあるように伯備線は全国から381系目的の鉄が殺到して田んぼを荒らす、無断侵入、ポイ捨てとかとかが問題になっているようです。心無い一部の撮影者の自己中心的行動により自らの首を絞めている状況な撮り鉄今日この頃。大昔から乱入とかはザラでしたがSNSによりリアルタイムで情報が拡散され知れ渡りその映像をまたマスコミがしつこく引用して撮り鉄=迷惑な存在という構図が出来上がっています。地元の農家がおかんむりというニュースも見ていたのであぜ道には入らずに道路の水路脇から今回は撮影としましたが水鏡も中途半端で霧の中でまったくもってパッとしないスタートとなりテンションも下がります。
広島からやってきたスカイラインのおっちゃんがあぜ道から撮影しようとして見回りに来ていた農家のおじいちゃんから怒られていたけど農家の人達は10中8、9は笑顔で会釈したら向こうも笑顔で挨拶してくれ「いい写真とってよー」的な声もかけてくれたりと逆に恐縮でした。スカイラインのおっちゃんは撮影の合間にキャンプテーブルを道に広げてカセットコンロで湯を沸かしてモーニングを始めるという猛者っぷり。線路際でテーブルやコンロをセッティングする鉄は初めて見ましたがこれくらいのゆとりのある性格が羨ましくもなります。
陽が高くなり気温も上がってきたら霧はぐんぐん晴れて8時30分頃のサンライズ出雲通過時には青空が広がっておりました。
4031M サンライズ出雲 JR西日本 伯備線 根雨-黒坂



上り列車撮影と道を挟んだら下り列車もこうして気楽に撮影出来るので気楽で良い。場所も田んぼ際なのでいくらでもあるので場所取りで神経を使わないので何より。そう思うと出発を2時間遅くしても別に良かったのではないかと思ってしまう。ライズの後の8時55分頃に国鉄色のやくも8号が上っていきますが上り撮影地の背景はまだ霧が多かったのでライズと同様に下り撮影地で後追い撮影とします。正直水鏡と側面がメインであり上り列車か下り列車かよく見てもわからん。
1008M やくも8号



国鉄色の8号を撮影したら一旦この場を離れて同じくネウクロでもインカーブでスーパー色のやくもを捕獲しに行きます。前回は前の少年がグイグイ画角に入ってきてお蔵入りとなったスーパーやくもであり今回でリベンジして卒業したい。田んぼ際と違ってネウクロインカーブのベスポジは2-3名とカツカツですがすぐに移動したのとド平日という事もあり一番乗り。が、しかしこちらの撮影地は1ヶ月前の4月の方が撮影条件が良く今回10時50分頃の通過では架線が見事に面のど真ん中に落ちてしまっていた。
1005M やくも5号 JR西日本 伯備線 根雨-黒坂



この後は12時50分頃通過の国鉄色9号がありますが前回と同じ構図で撮ってもつまらんので再び水鏡ポイントに移動します。しかしながら13時前になると水鏡ポイントでは下り列車の面には陽が当たりませんので上り列車撮影ポイントでの後追い撮影へ。人生同様鉄道撮影も思うようにいかないのが常でありそこそこ晴れたと思ったら風が出てきて水面が揺れまくりでまったくもって水鏡にならん。
1009M やくも9号



本来なら田んぼを半分入れてシンメトリカルな水鏡写真と思っていたけど風が強く青空メインに切り替え。池のそばを走っている列車にしか見えないのが悲しい。3時に京都を出てガソリンと時間と体力を削りまくって来たので余計に悲しくなりますがこれもまた人生。
9号を終えたら往路と同様に米子自動車江府ICからサクッと帰るのか下道を1時間上かけて南下して備中川面でスーパー色のやくもをリベンジするかの二者択一。本格鉄撮りデビューの彼に満喫もしてもらいたかったので少しめんどくさかったけどリベンジもすべくネウクロから備中川面まで移動します。
撮影地に近づくにつれて空が真っ暗になり雷雨となっている。ここまで南下してこのオチはあり得んと思いましたが豪雨の中を走る特急列車もかっこいいものだと言い聞かせて帰らずに20号の通過時刻まで粘ることにします。ところが最後は今日の頑張りを誰かが見ていてくれたのか雨雲レーダーでは17時に雨が止む予報でしたが15時半頃には小雨になり青空が広がってきているではありませんか。一本桜ののり面に駆け上がり15時30分過ぎに通過する3084レから撮影。
3084レ JR西日本 伯備線 備中川面-木野山



そしてこの日のトリであるスーパーやくも色の20号は16時頃に定通していきました。こちらも4月の方が面にもしっかり陽が当たり良かったと後悔しか生まれてきませんでしたが前を向いて進みましょう。
1020M やくも20号



復路は中国横断自動車道賀陽ICから山陽道経由で帰宅となりましたが渋滞に巻き込まれる事もなく3時間強で帰京しお連れ様をおうち付近で降ろして解散。次回は6月にラストランとなる南紀のキハ85を撮りに行く時間があれば行ってみたい所ですが果たして。今回の走行距離は630kmでした。

おしまい

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