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量子力学コーチの高橋宏和です。

 

 

この宇宙には、ハビタブルゾーンと呼ばれる領域があることをご存知でしょうか?

 

 

ハビタブルゾーンとは

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生命が存在できる惑星系の領域のこと

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生命居住可能領域、生存可能圏などとも呼ばれています。

 

 

生命が存在するためには、宇宙空間の中で水が液体として存在できる温度領域におさまっている必要があります。

 

 

現在、地球と太陽の距離は1億4960万kmありますが、地球上の水が液体として存在するためには、

 

 

その距離と±10%程度の極めて限られた宇宙空間”におさまっていなければなりません。

 

 

その“極めて限られた宇宙空間”に、極めて運よく位置付けることができた生命体の存在する星は、未だ地球だけしかみつかっていません。

 

 

しかし限られた場所に運よく位置付けたと言われても、それがどれくらい凄いことかを考えることって、あまりありませんよね。

 

 

地球は、月と約38万㎞離れているとされています。ですから、太陽との距離はそれよりもさらに約394倍も遠く離れているということですね。

 

 

じゃあもし、新幹線で月や太陽まで行けるとするならば、どれくらいかかるのでしょう。

 

 

月までは約60日、太陽だと約60年かかるそうです。

 

 

60年新幹線に乗り続けてようやく到達するほどの距離ってことです。

 

 

北極星に至っては、地球からの距離は4000兆㎞。

 

 

なんと新幹線に乗り続けて15億年かかるそうです。

 

 

これだけでも、「宇宙がいかに広いか?」を物語れるように思いますが、

 

 

軽く考えてみたところで、宇宙の広さなど人間の想像を絶しているということです。

 

 

ですので、

 

 

「宇宙はとてつもなく広い」

 

 

というくらいにしか表現できません。

 

 

その広さの中で人間が生きていくことができる“地球”という星がハビタブルゾーンに“たまたま”位置付けた確率って、一体どれくらいなんでしょう。

 

 

広い宇宙で、微調整がなされた。

 

 

しかも、生命が存在するのは未だ地球だけしか見つかっていないという状況で、

 

 

さらに生命体の中でも知的生命を誕生させる確率を上乗せするならば、その確率は極めて小さいだろうことは想像できます。

 

 

その確率について、ビック・バンの名付け親である天文学者の故フレッド・ホイル博士によると、

 

 

水が液体で存在できる星であり、生命が生まれる確率は10の4万乗分の1

 

 

だそうです。

 

 

数字で聞いてもあまりピンとは来ないと思いますが、博士が表現した確率の例えを聞くと、その凄さが分かります。

 

 

その表現とは、

 

 

「廃材置き場を竜巻が通過した後で、ボーイング747ジェット機が出来上がっているのと同じような確率である。」

 

 

というもの。

 

 

その上、地球上では過去5億年の間に少なくとも5回、生物の75〜90%の大量絶滅が発生し、生命誕生から99%が絶滅したといわれています。

 

 

さらに、「超弦理論」では少なくとも10の500乗通りの宇宙が存在するという理論もあります。

 

 

そのことを加味して考えると、“とてつもなく広い宇宙”どころではありません。

 

 

“とてつもなく広い宇宙”がまだ10000000000000000000000……………個も存在し、

 

 

その中で生物が生きていることは奇跡としか言いようがなく、かつその生物の中で、

 

 

私たちは“心”を持って生きています。

 

 

確率はほとんど0%ですが、

 

 

しかし、ちょっと考えてみてください。

 

 

どれほど確率が少なかったとしても、母数が大量にあれば、正数は実現し得ますよね。

 

 

星が無数にあれば、生命が誕生する星が現れる可能性はあるということです。

 

 

ということは、それ以外に、生命が誕生し得なかった星がたくさんあるということです。

 

 

その中には、命を持って生まれたかった“意識”もあったでしょう。

 

 

私たちはどうして生まれて、どうして生きているのか?を考えるとき、

 

 

「別に生まれたくなかった」「生きていても喜びがない」と言うことも、

 

 

“たまたま”という解釈で終わらせてしまうことも、少し、寂しい感じがします。

 

 

では、もし必然だとするならば、

 

 

「そこには何かしらの(何者かの)意図が働いているのではないか」

 

 

という考えに至るのは自然なことのようにも思います。

 

 

自分が人間として生まれたこと、“心を持って生きる”ということ、しかもこの時代に生まれたということには、

 

 

どんな意図があるのでしょうね。

 

 

自分は人生で何を思い、何をして生きるのかを考える時、小さな社会の中では、

 

 

「自分にできることなんて何もない」ように感じたり、

 

 

「自分などに生きている意味なんかありはしない」

 

 

と思ってしまうことだってあるでしょう。

 

 

そんな時は、宇宙にまで視点をあげて想像してみるのもいいかもしれませんね。

 

 

それでは、今日も良い1日をお過ごしください!(^-^)/

 

 

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