himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

M101 回転花火銀河をブレンド

2024年04月21日 | 天体写真

4月19日 前々日からの黄砂が少しおさまり、天候も回復して久しぶりの青空になりました。

でも月齢10.4で月が大きいですよね。

そこで月明かりの影響がないナローバンドでM101を撮影しました。その画像を4月13日にみずがき湖で撮影したM101の画像と一緒にスタックしてみました。

M101は淡くて難しい対象だと思いますが、自然な感じに色が豊かになったのではと思います。

左の腕の中には昨年5月に発生した超新星 2023ixf が暗くて小さいですが確認できます。

 

M101 超新星 2023ixf が撮影できました - himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

5月19日に板垣さんが、おおぐま座のM101回転花火銀河に超新星2023ixfを発見されたそうです。たまたま自分は5月17日にM101を撮影していましたので、このニュースを聞いたあと...

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ナローバンドで撮り増した画像です。

TITLE:M101 回転花火銀河-L-eXtreme
DATE:2024-04-19
TIME:20:50..21:57
撮影場所:菰野
カメラ:ZWO 533MC-Pro
鏡筒orレンズ:Takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:1000s (16分40秒)
撮影枚数:6コマ 
総露出時間:100分
フィルター:L-eXtreme
GAIN:100
冷却温度:-10℃
赤道儀:SW EQ5Pro(改)
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:PI、Lrで仕上げ、約85%トリミング

なんと1画像の露出時間が1000秒です。言い換えると16分40秒です。へえ~、こんなに時間を掛けても大丈夫なんだ。CMOS恐るべし。

そしてスタックはASIDeepStackで、前回の画像と今回の画像をまとめて行いました。位置合わせも問題なく処理してくれました。

予報通り24時近くになると雲が湧いてきましたので今晩はここまでとしました。

又一つ得るものが有りました。


M96 しし座銀河

2024年04月19日 | 天体写真

4月13日愛好会の例会後にみずがき湖で撮影した、M96しし座の系外銀河です。

鏡筒はHD800の長焦点。この日はOCAL 電子コリメーターで光軸を修正した後に、実際に星で最終調整を行い撮影した画像です。

TITLE:M96
DATE:2024-04-13
TIME:22:10..23:31
撮影場所:みずがき湖
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:60s 
撮影枚数:65コマ 
総露出時間:65分
フィルター:none
ISO感度:40000
気温:8℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-ⅡM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、Lrで仕上げ 

これもテストのためにフィルター無しで撮影しています。星像は及第点でしょうか。

距離は3800万光年、差し渡し10万光年の大きさで我々の住む天の川銀河と同じような大きさだそうです。

残念ながら露出時間60分では周りの薄い腕は出ませんでした。次回に挑戦したいと思います。

 


愛好会例会でM101 回転花火銀河

2024年04月14日 | 天体写真

4月13日みずがき湖で愛好会の例会に、前日から開田高原経由で向かいました。

久しぶりの例会で時間を忘れて天文談義で盛り上がりました。これが楽しいのですよね。

その中でKさんがCMOSで撮影されたM87の元画像を処理、そして2段3段跳びのジェットが現れるのを見せて頂きました。こんなのを見せられたら堪りませんね。

月も沈み掛けて空も暗くなってきたので、22時過ぎに撮影の準備を始め、雲が少ない天頂付近の対象に鏡筒を向けました。

KさんのM87ジェットのCMOS画像に魅せられて、まだ上手く使いこなせない533MC-Proで撮影に挑戦です。

TITLE:M101 回転花火銀河
DATE:2024-04-13
TIME:23:23..23:53
撮影場所:みずがき湖
カメラ:ZWO 533MC-Pro
鏡筒orレンズ:Takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:180s 
撮影枚数:10コマ 
総露出時間:30分
フィルター:none
GAIN:100
冷却温度:-10℃
赤道儀:SW EQ5Pro(改)
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:PI、SI9、Lrで仕上げ、約85%トリミング

撮影時間30分でフィルターなしですが、なんだか自然な感じに見えます。

苦手としていたCMOSカメラですが、皆さんのおかげで少し進められそうです。

”愛好会”、これが良いのですよね。

 


週末は天気が良さそうです

2024年04月12日 | 天体写真

4月13日に愛好会の例会が開催されます。

新月期で天候も良く、そして何より暖かくなりました。そこで今日から明日の例会を兼ねて遠征に出かける予定です。

午後から出発して開田高原へ向かい、そのまま明日はみずがき湖で例会です。

その前にEdge HD800の光軸修正を行いました。

HD800の補正板を外して主鏡の清掃を行いたいと考えていますが、その後の光軸調整をどうするかで躊躇していました。そんな折にOCAL 電子コリメーターを入手しました。

取りあえず使い方の練習がてらに調整をしましたが、結果は今晩のお楽しみですね。

例会にも持って行きますので、どなたか使ってください。

安全運転で向かいます。

 


NGC5128 ケンタウルスA

2024年04月08日 | 天体写真

4月に入り急激に暖かくなり全国的に桜が満開です。

地元でも桜まつりが開催されていました。もう一つ、F1-GPが隣の市、鈴鹿で開催されました。

今までは10月でしたが今年からは4月です。決勝の結果はHONDAがエンジンを供給するレッドブルが1,2フィニッシュで鈴鹿は盛り上がっていました。

鈴鹿サーキットにはレースファンの心を揺さぶる面白いお土産があります。

名前は、タイヤカスさきいか、アスファルトラスク、アスファルトチョコクランチ等など洒落の効いたものです。面白いので愛好会の例会に持って行こうかな?

今日の画像は2月に熊野で撮影したNGC5128です。ケンタウルスAと呼ばれる有名な天体です。

TITLE:NGC5128ケンタウルスA
DATE:2024-02-10
TIME:03:24..04:50
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:180s 
撮影枚数:26コマ 
総露出時間:78分
フィルター:LPS-D1
ISO感度:40000
気温:5℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-ⅡM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:PI、SI9、Lrで仕上げ、トリミングなし

南の低空に現れますので撮影できるタイミングは少ないですね。

ケンタウルス座の強い電波源をケンタウルスAと呼ばれていたが、それがNGC5128と一致したのだそうです。

正体は衝突銀河でスターバーストが起き、巨大ブラックホールも存在するようです。

特徴的な形で好きな銀河です。

 

 

 


四度目のポン・ブルックス彗星

2024年04月03日 | 天体写真

黄砂がおさまり空が少し澄んできた4月1日、もう一度ポン・ブルックス彗星を撮影することが出来ました。

撮影場所、時刻はほぼ同じです。

DATE:2024-04-01
TIME:19:22..
撮影場所:三重県民の森
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:20s 
撮影枚数:10コマ 
総露出時間:2分
フィルター:Optolong L-Pro
ISO感度:6400
気温:12℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:PI、SI9、Lrで仕上げ 

今回はフィルターをOptolong L-Proに変えて撮影しました。

やっと長いテールが見えるようになりました。


4月2日 ISS日面通過

2024年04月02日 | 天体写真

久しぶりに”ISS TRANSIT FINDER”を見ていたら自宅から約3kmの場所で、ISSが太陽の中心を通過して見える日面通過の予報がありました。

いつも月食を観測する楠海岸がドンピシャです。でも、今日の空は全面薄曇りで段々と雲が厚くなります。

予報時刻は4月2日 11時19分38秒 昼飯前の一仕事ですね。

やはり薄雲越しでボヤーとしてます。そのせいか黒点が確認できません。あるいは出現していないのかも?

ISSの部分を切り出してましたがやはりボヤーです。

明日からしばらくは雨模様の天気予報が出ています。

himaですね。

 


三度目のポン・ブルックス彗星

2024年03月30日 | 天体写真

3月29日、令和5年度も最後の仕事日となりました。個人的には何も変わりません。ただ言ってみたかっただけです。

朝から強い雨と雷で驚かされました。昼前には雨も止んで天候が良くなり暖かくなる予報ですが、それと同時に黄砂の襲来もありそうです。22時過ぎからは月明かりもありますので近くの鈴鹿山脈の麓へ撮影に向かいました。

西の空には木星が輝いています。12Pポン・ブルックス彗星も確認できます。

ジャーン。やっとテールを捉えることが出来ましたが、調子よく撮影していたのですが実は大失敗、撮影の設定がjpegのみでRAWが記録されていません。

慌ててRAWに設定してから彗星が山に隠れるまで、16コマしか使える画像がありません。

TITLE:0012Pポン・ブルックス彗星
DATE:2024-03-29
TIME:19:27..
撮影場所:三重県民の
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:15s 
撮影枚数:8コマ 
総露出時間:2分
フィルター:LPS-D1
ISO感度:8000
気温:10℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:PI、SI9、Lrで仕上げ

残念、もう一度チャンスを下さい。

 


NGC4567,NGC4568

2024年03月28日 | 天体写真

3月15日 開田高原のビューポイントで彗星を撮影した後はいつもの観測地に向かいました。

今回のもう一つの目的はベルトドライブ化した、EQ5(改)GOTO赤道儀で実際の撮影することです。

オートガイドが上手くいってくれると良いのですがね。

鏡筒を向けたのはおとめ座方向

ちょう銀河と呼ばれNGC4567とNGC4568の二つの銀河が衝突している銀河です。

ITLE:NGC4567,NGC4568,M58
DATE:2024-03-15
TIME:23:32..25:07
撮影場所:開田高原
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro
鏡筒orレンズ:Takahashi FC60-CB
コンバーションレンズ:FC/FSフラットナー
焦点距離:374mm
F値:F6.2
露出時間:300s
撮影枚数:20コマ
フィルター:LPS-D1
GAIN:100
センサー温度:-10℃
赤道儀:SW EQ5Pro(改)
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:PI、St9、Lrで仕上げ 

おとめ座銀河団の一部でもあり、その他にもM58など沢山の銀河がみられます。

赤道儀の試運転に兼ねて、いまだに使いこなせていないCMOSカメラ ASI 533MC Proで撮影してみました。

撮影中に薄雲か春霞かわかりませんが星が見えづらくなり、撮影を中止したので露出時間100分でした。

焦点距離が短いので銀河は小さいですが衝突銀河の様子はわかります。次回は長焦点で撮影したいです。

この画像で左のM58も気になりますね。

オートガイドの調子は良くなり、春の銀河祭りが楽しみです。

 

 

 


黒点群

2024年03月27日 | 天体写真

低気圧が次々と通過し春の長雨でしたが、今朝は雲一つ無い快晴です。

太陽が活発に活動しているとのことでしたの、お手軽にSeestarを取り出して撮影しました。

2024-03-27 09:49

立派な黒点群の成長を見守りたいですが、もうすぐ西に隠れてしまいす。

今日は空も澄んでいるので、もう一度12P彗星を狙いたいと考えてます。