今回はみりんと水運の町として名を馳せ、新撰組の近藤勇が最後の陣屋を敷き、新政府軍に投降した場所としても有名な流山にあるお諏訪さま、流山諏訪神社(ながれやますわじんじゃ)です
こちらのお諏訪さまは流山の大型ショッピングセンター・おおたかの森の東、駒木に鎮座する神社で、「駒木のお諏訪さま」や「諏訪之宮」とも呼ばれて親しまれています
創建は西暦807年の大同2年、天武天皇の皇子である高市皇子の子孫がこの流山に移住、土地開発の守護神として信州の諏訪大社から分祀されたとされる程の古社です
こちらの御神紋は下社の御神紋である明神梶だから、下社から分祀されたのかもしれませんね
ちなみに境内には諏訪神社遺跡と呼ばれる縄文時代の遺跡がある事から、縄文後期にはすでにこの辺りに人が住んでいたようです
その事からも12代天皇である景行天皇の時代には既に神を祀る社があったとも言われています
平安時代になると八幡太郎で有名な源義家が後三年の役で奥州へ向かう際にこちらへ立ち寄って軍馬を調達、奥州で勝利を収めての帰路でこちらに立ち寄り、戦勝を感謝して馬を献上したという伝説があります
こういった縁からかこの一帯は馬を育て放牧する馬場であり、江戸幕府は軍馬の牧場として指定していました
また、江戸時代には天下の副将軍として有名な水戸の御老公・水戸光圀が参拝した記録が残っている、明治には神社の統合で多くの神社を抱える事になったなど、その御神威とこの一帯の中心神社としての力が垣間見えます
境内は木が生い茂る森を残しつつ、縁のある八幡太郎や神馬の像、御神水や多くの境内社があり、本殿・幣殿・拝殿の社殿は流山市の有形文化財に指定されています
実は1番初めにこちらに訪れたいと思ったきっかけは、アニメ化もしたマンガの『普通の女子高生が【ろこどる】やってみた』、通称は“ろこどる”という作品を見たからです
作品は流川市という架空の市の市役所公式ローカルアイドル2人が中心となって街を盛り上げるというお話ですが、この流川市のモデルが流山市という事です
実際アニメのオープニング曲かな?の映像にこちらの神社が登場しています
また、超ローカル路線として知られる電車の流山線ともコラボしていて、昨日アド街ック天国が流山だったので見たのですが、今も駅にアニメのパネルが置かれているようです!
流山線、なかなか乗る機会がないですが、一度は乗りたいですね〜
流山といえばこちらから少し離れますが、冒頭にも書いた新撰組陣屋跡がある事でも有名ですね
新撰組ファンとしては押さえておきたい場所です!
ここで近藤勇と最押しの土方歳三が今生の別れをしたのかと思うと、息が詰まるほどグッときます
縄文時代から人が住み、文化を形成した水運の町のお諏訪さま
次に訪れる時にはもっとゆっくりと見回りたいものです
ろこどるの為に流山線も乗っちゃるけんな!!
⚫︎社号票
⚫︎姫宮神社
⚫︎御神木・梶
それでは御朱印です
〒270-0132 千葉県流山市駒木655番地
◆流山諏訪神社ホームページ◆