犬との旅行プランナーのキャンディです。
犬と一緒に旅に行くときのお手伝いをします。
奈良県橿原市在住で、普段、SNSで奈良県内明日香村、橿原市、桜井市、高取町などの愛犬と行ける史跡などを紹介しています。
今回は、秋深まる令和4年11月27日(日)16時頃に、奈良県桜井市にある安倍文殊院に行ってきたので紹介します。🐶
なお、安倍文殊院は、令和4年12月3日にテレビでも紹介されました。
安倍文珠院は、安倍一族のルーツになるお寺で、「あべ」の漢字が違う場合がありますが、平安時代の陰陽師の安倍晴明、安倍晋三元総理、俳優の阿部寛、阿部サダヲ、Snow manの阿部亮平など有名人も多数です。特に、安倍文殊院には、安倍晴明が天体観測して吉凶を占う修業をしたという天文台、魔除け方位除けのご利益をいただけ清明堂があります。
なお、今、天文台からは冬の風物詩にも成つつある「ジャンボ干支花絵」なども見ることができます。お正月に向けて準備が始まりだした安部文珠院へ、是非、奈良中南部の明日香村、橿原市、桜井市の観光の時に寄り道してみませんか。
また、安倍文珠院は、御本尊は「三人寄れば文殊の智恵」の文殊菩薩のことから合格祈願でも有名で、関西のあちこちから受験生が多く御参りが行われます。
なお、安倍文珠院周辺は、犬のマナーは必須です。
1おすすめ
石碑には安倍晴明の天文観測地と刻まれています。現在、この地からは、大阪府との県境にある二上山、葛城山などが望める東方向のみが開けています。また、そばの説明板には103.18メートルの標高と、北緯34度30分11秒・東経135度50分34秒と書いてあります。安倍晴明の気分になって、空を見上げてみませんか。
安倍晴明観測地から見る8000株のパンジーで作られたジャンボ干支花絵。来年の干支は、ウサギです。
毎年、安倍文珠院のホームページに「ジャンボ干支花絵」を撮影した年賀状が掲載され、自由に使用することができます。ホームページのリンク先を下記に掲載します。
なお、「ジャンボ干支花絵」の年賀状の掲載部分は
トップ>お知らせ>年間行事>うさぎ年干支花絵&年賀状 に掲載されており、このページにはライブカメラもあります。
🔴今回の記事参考情報
1 訪問月日 令和4年11月27日(日)15時30分頃
2 一行 犬(キャンディ)とお供2名
3 乗り物 自動車1台
4 旅程(車)
奈良県橿原市内大和八木駅前広場スタート→国道24号→橿原市役所東交差点左折→国道165号→阿部交差点直進→次の信号交差点右折→安倍文珠院境内駐車場標識左折→約250m先安部文珠院石碑右折→安倍文珠院境内駐車場→徒歩→安倍文珠院境内
5 旅程地図
6境内地図
愛犬は、本堂や金閣浮御堂内には入れませんが、境内は入ることができます。
徒歩コース ①境内駐車場 → ②本堂 → ③安倍晋三元総理の石灯籠 → ④花の広場横 → ⑤弘法大師像周辺 → ⑥白山堂 → ⑦安倍晴明展望台 → ⑧表山門 → 南に徒歩約10分 阿部寺跡 → 帰路
なお、境内には今回紹介以外に西古墳 東古墳 稲荷社 など多くの史跡があります。
🔴過去にお参りした時の記事は下記のリンク先に掲載しています。
・昨年の安部文珠院
令和3年11月21日 犬と一緒に行く紅葉の神社桜井市等彌神社と安倍文珠院など③ - 犬との旅行プランナー
7 内容
①境内内にある駐車場
駐車場代 普通車 500円です。
②本堂
拝観時間は9時から17時までです。
本堂の入館料は大人700円 子供500円 記念品に知恵のらくがんが進呈されます。らくがんの表面には五芒星(ごぼうせい)が描かれています。
おしりが少しかゆくなりました。ごしごし!
「三人寄れば文殊の智恵」のことわざでも有名な文殊菩薩が本尊で、受験シーズンは、本堂の周りに合格祈願で大きな絵馬が並びます。なお、本尊の文殊菩薩は、獅子に乗っており、珍しいので是非、参拝をおすすめします。
③安倍晋三元総理の石灯籠
安倍総理大臣の時に献灯した石灯籠です。
入館料 大人700円 小学生500円
安倍晴明があみだしたと言われる厄災を払う為の「七まいり」をこの堂で行わう事ができます。「七まいり」とは、入口でもらう御札を持ってお祈りしながらお堂の周りを回り、一周したら御札を1枚納めます。全部で7回りするとお堂内に入りお参りすることで七難即滅・七福即生が叶うと言われています。
※七難即滅・七福即生: 世の中の七つの大難はたちどころに消滅し、七つの福が生まれるということ。 七難とは、風害、 水害、太陽の異変、星の異変、火災、旱害、盗難 を言います。
七福とは、寿命、有福、人望、清簾、威光、愛敬、大量で、七福神で表され、七福神のもたらすといわれ、七福神で表されています。
七福神( 寿命(寿老人)、有福(大黒天)、人望(福禄寿)、 清廉(恵比寿)、威光(毘沙門天)、愛敬(弁才天)、 大量(布袋))
安倍晴明は、天文学から天地事変を占ったと言われ、七まいりの中の、七難の太陽の異変、星の異変を予測することが出来たのでしょう。
④花の広場横
ジャンボ干支花絵を横から見れます。ただし、横からでは何が書いてあるか分かりません。
⑤弘法大師像周辺
石仏が弘法大師像を取り囲むように祀られ、弘法大師の前に四国八十八所のお砂がお祀りされています。
安部文珠院で一番の、モミジの紅葉が綺麗な場所です。
今年のモミジの紅葉が見れるのも最後のようです。
⑥白山堂
白山大権現と称されるククリヒメノカミが祀られており、ククリヒメノカミは縁結びの神様です。白山堂の前には「愛のねがい」と題する絵馬が並んでいます。縁結びの神様ですので、恋人との出会いだけでなく、友人、家族、ペットの出会いや仕事、物事の出会いも「縁」ですので、老若男女問わず、お参りをお薦めします。
⑦安倍晴明展望台
安倍晴明が修行時代、ここから天体観測を行い占いを行ったとの事です。
手前の小高い山が藤原宮跡を囲む大和三山の一つ耳成山です。奥に見えるのが二上山で、夕日が沈む時間、綺麗な風景が見れる場所です。
来年度の干支のうさぎを描いた「ジャンボ干支花絵」。毎年、受験生の合格祈願でもあり、また、「合格」の上の星印は安倍晴明の紋で、星印を「五芒星」(ごぼうせい)といい、あらゆる魔除けの呪符です。
🔴五芒星
五芒星を別名、「安倍晴明判(あべのせいめいばん)」や「晴明九字(せいめいくじ)」とも言うとのことです。修験道の九字護身法に使用され、修験道の呪法。奈良県吉野山の吉水神社に九字護身法を行う場所があります。また、「七まいり」の災厄除けの護符にも五芒星が描かれているます。
平安時代の陰陽師・安倍晴明(921年~1005年)をお祀りするお堂。
正面にある「如意宝珠(にょいほうじゅ)」は、いかなる願望も意のままに成就し、また悪を払い、災難を防ぐ功徳があると信じられている玉で、なでてお祈りすると、祈りが叶うと言われています。
⑧表山門
安倍文珠院の正門で、橿原市のおふさ観音から長寿道を通り安倍文珠院へ参拝する時の入口になります。
阿部寺跡
表山門を左折し南へ100m程度歩くと安倍史跡公園があります。
公園内に、安部文珠院の前身の安倍寺があった場所で、安倍晴明が誕生した場所とも言われています。
金堂跡と言われています。後、塔跡、回廊跡の 一部の基壇が復原整備されています。
飛鳥時代、安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が建立したと言われ、鎌倉時代に火災にあい、現在の安部文珠院の場所に移設されたとの事です。
安倍晴明については、京都を始め多くの場所に由来のある史跡がありますが、奈良の史跡にも来てみませんか。
🔴是非、愛犬と晩秋の奈良県へ!