これからは割安株(バリュー株)が優位になるらしい。勝手に割安株を紹介。

最近の記事で、バリュー株の時代が来るなどの内容を見かけるようになりました。

まぁそういうことなので、割安株についてざっと思っていることを書いて、勝手に割安株の紹介をしていきます。

成長株と割安株の簡単な説明

成長株

業績が良く、さらに成長が期待できる株で、高く評価され株価高くPERが高めに推移している株。

割安株

それなりに業績はよいものの、今後の成長が見込めず株価が安く放置されている株

現在の日経平均株価のPER

2021年5月

東証一部上場

全体の平均PER 25.6倍

PERが低い業種

15倍以下の業種をピックアップ

 

鉱業 6社 9.4倍

建設業 100社 9.8倍

パルプ紙 12社 14.4倍

電気ガス 22社 14.1倍

倉庫運送関連 24社 14.8倍

銀行業 80社 9.9倍

保険業 8社 14.8倍

その他金融業 26社 12.1倍

PERが低い業種の一般的な理由

鉱業

脱炭素化に向けた世界的な動きで原油需要が減少してくだろう予測。

 

建設業

東京五輪後には仕事が減るとの予測から、建設株は利益が増えても株価は低迷。

 

パルプ紙

自然環境の保護や、電子化によるペーパーレス化の流れで不人気株に。

 

電気ガス

電力自由化や、原発の再稼働問題などから積極的な買いは控えられている。

 

倉庫運送関連

ちょっと不明

 

銀行業

キャッシュレスの普及による為替業務の需要低下

貸出先の減少

低金利政策など。

 

なぜ割安株を狙うのか?

成長株と比較して値下がりリスクが低い

成長株(グロース株)は、未来の業績の期待から株価は高値を推移する。

予想に反して業績が振るわなかった場合は、株は売り込まれ大きく下落する。

また、高PERである成長株(グロース株)は金利上昇時の株価への影響が大きい。

現在は超低金利のため、金利の低下は考えられない。

成長株(グロース株)は株価下落のリスクが高い。

 

割安株はもともと期待されていないので下落は限定的だ。

配当率が高い

割安株(バリュー株)は配当率が比較的高い。

成熟産業が多く、投資できる機会が少ない。

そのため、配当として利益を分配する率が多くなる。

今後、株価が上昇しなくても最低限の配当金を得る事ができる。

見直されて株価上昇の可能性がある。

株価は、現在の価値と未来の予想利益から決定される。

つまり、その時点の株価は成長株、割安株とも適正株価である。

株価の変動は、未来の利益予想に修正が行われてことによって変動する。

割安株(バリュー株)でも未来が変われば予測利益が変わり株価の上昇考えられる。

もともと期待されずに株価が低迷しているので、下値は限定的である。

割安株選定

割安株の基準

  1. 時価総額が大きい
  2. 利益率が良い
  3. 配当もそこそこ
  4. 配当性向は60%以下
  5. 買いやすい株価

この辺の基準に探してみました。

大林組(1802)

ゼネコン大手の企業

PER 9.19倍

配当利回り 3.48%

配当性向 32%

長期チャート

レンゴー(3941)

製紙業界3位

PER 7.65倍

配当利回り 2.59%

配当性向 20%

長期チャート

住友倉庫(9303)

倉庫大手

PER 12.02倍

配当利回り 3.29%

配当性向 39%

長期チャート

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

大手銀行時価総額No.1

PER 9.23倍

配当利回り 4.42%

配当性向 40%

長期チャート

最後に

バリュー株投資を実施してきたため、この10年のグロース株投資のような恩恵を受けられませんでした。

これから始まるかもしれない、バリュー株ブームの波に乗れれば幸いです。

株については、いろいろと理由をつけても未来は分からないので、大体の流れに乗っていけばいいのではないでしょうか?

 

投資は自己責任でお願いしますね。

 

それではまた。