土偶のどっ子の手抜き料理

グループホームでの限られた時間の中で作るレシピを公開

タッパーでブリの酒蒸しをつくってみた

1、タッパーでブリの酒蒸しをつくってみた

 

makoさんの「魔法のポリ袋レシピ」にはタッパーでの調理法ものっているのね。

 

今まで、どっ子はタッパーは保存容器としてしか使っていませんでした。
でも、この本によると耐熱温度が120℃〜140℃くらいあれば、十分調理用具として活躍できるらしい(耐熱温度は100℃では不十分とのこと)

 

うちにあったタッパー。


見づらいけど、よく見たら耐熱温度140℃って書いてある。これ、調理に使えるじゃん😁


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「魔法のポリ袋レシピ」メバルの酒蒸しというレシピがのっていて、メバルがなかったのでブリでやってみました。

なので、ブリの酒蒸しです。

 


 

この前もそうでしたね…。どっ子家はなぜかブリがあまってます…。

タッパーにブリの切り身を入れ(今回は4切れ入ってます) 

ごま油、酒、大さじ1ずつブリにかけて、

 

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600wのレンジで5分加熱します。

心配なので途中で一度出して裏返しました。

切り身4枚も入れたので、切り身と切り身がくっつきやすいので、その時に離してます。

 

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出来た❗


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醤油をかけていただきました。

うん、ふつうにおいしい☺️

 

これ、他の魚でも酒蒸しできるんじゃない?

色々な魚でやってみようかな。

フライパンも魚焼きグリルも使わないから、洗い物がタッパーだけって嬉しいよね。

 

レンチン酒蒸しで検索してもたくさん出てくるね〜。

今回も知らなかったのはどっ子だけだったのかも。

このブログ、勉強ノートみたいなブログなので、

今さら知ったの?って思っても、暖かい目で見守ってやって下さい(笑)

 

この「魔法のポリ袋レシピ」には、ポリ袋レシピの他にタッパーレシピや、日テレの沸騰ワード10で紹介されたmakoさんのレシピものっています。

 

2、雲になったお兄ちゃん

 

しばらく、気持ちが落ちていて、ブログを書くどころではありませんでした。

それは、大切な兄が亡くなってしまったから。

 

兄の施設から母の方に連絡があったのは8月のことでした。

兄が熱が下がらない。

病院へ連れていって検査をすると。

 

検査の結果は膵臓がん。もう、その時腫瘍マーカー2000。

すでに、手遅れの状態でした。

 

そして9月、亡くなりました。

まだ56才。

癌だとわかってからたった1ヶ月。早すぎる死でした。

 

障害をもっていない人でも、見つかった時には手遅れなことが多い膵臓癌

兄は重度の知的障害、自閉症をもっており、しゃべることができなかった。

なので、身体の不調を訴えることが出来ず、どれだけ痛かった、辛かったことだろうと思います。

 

兄はどっ子が物心がつく頃には知的障害施設に入所していたので、兄と一緒に暮らしたことはありません。

でも、兄はお盆とお正月は必ず実家に帰省していました。

 

家族4人で過ごしたお盆とお正月。

それはとっても温かく、楽しかった。

兄はしゃべれないけれど、家に帰ってきてくれることがどっ子は本当に嬉しかった。 

家族全員そろってひとつ屋根の下で眠ること、ふつうの家族にとっては何のへんてつもない当たり前だったことが、どっ子家族にとってはとっても贅沢な、特別な時間でした。

 

その特別な時間は、実家が団地に引っ越しするとともに終わります。

重度の知的障害、自閉症ゆえに、兄は興奮すると走り回る癖があり、実家が団地に引っ越ししてからは、下の階の人が足音がうるさいと苦情を言ってくるので走り回ることが出来なくなり、それに加え両親も高齢になってきて、兄が帰省してきてもお世話をすることが出来なくなってきました。

 

ちょうど同時期、私も結婚し実家をでたので、お盆とお正月を家族4人で過ごすことはなくなりました。

 

その後、帰省出来なくなった兄の様子を伺いに、母は月に一度、施設に会いに行ってくれていました。どっ子は兄のことは母にすっかり任せていました。

 

お兄ちゃん、こんなに早く逝っちゃうなんて思っていなかったよ。

どっ子はどっ子でもっと会いに行ってあげればよかったね。
今となっては後悔だけが残ります。

 

どっ子は今、グループホームで兄と同じ知的障害の方達のお世話をさせていただいてますが、本当は一番に向き合い、お世話をしてあげたかったのは、実はお兄ちゃんだったんだなって、天国に行ってしまってから気づきました。

 

「何かをしてあげたい」と思った時にしてあげ
ないと、「人はいつまでもそこにいるとは限らないんだよ」って身をもってお兄ちゃんが教えてくれました。

 

お兄ちゃん、そんな身をもって教えてくれなくてよかったのに。

生きててほしかった。ただ生きててほしかったよ。

しゃべれなくても生きててほしかった。

ただ、そこにいてくれてるだけで、どっ子は満足だったんだよ。

 

 

火葬がおわり、次の日に見上げた空。


お兄ちゃんが、雲になって自由になったよう。

 

 

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「むこうの世界でいっぱいおしゃべりしてね」

母さんが、お兄ちゃんの棺桶に入れた折り鶴に書いた言葉。

お兄ちゃん、むこうの世界は平等だって。

しゃべれなかった人はしゃべれるようになる。

歩けなかった人は、歩けるようになるらしい。

 

お兄ちゃんは人を傷つけたことがないから、すぐに成仏できるね。

なんだか、この世で社会的地位があった人の方が成仏するのが大変らしいよ。

なぜなら、自分の思い通りになっていたこの世に未練が残るらしいから。

 

 

むこうの世界では地位も名誉も、障害も病気も関係なくなるからね。

全部リセットされて、人としてどう生きたか、魂の判決が下されるだけ。

 

お兄ちゃんは文句のつけようがなく成仏してくれそうだから、どっ子は少し安心しているよ。

 

どっ子がおばあちゃんになって天国に行く時、お兄ちゃんに再会できるね。

その時に「自分の気持ちに嘘をつかず胸を張って生きてきたよ」って言えるよう、魂の判決で合格点をもらえるよう、残りの人生を一生懸命生きていくね。

 

さよならじゃないよ。天国でまた会える日まで、

見守っていてください。

 

また、ボチボチブログ書きます。

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