昨日は、息子の13歳の誕生日でした。
 
少し前に、「愛と祈りで子どもは育つ」という本を読みました。
 
ノートルダム清心学園の前理事長、渡辺和子シスターの著書です。
 
こちらの学園で働いている知り合いの方が、息子が産まれたときにプレゼントしてくださった本。
 
今回は、文庫版を買って、10年以上ぶりに再読しました。
 
 
私は、お仕事で知り合った、とある経済学者の先生が主催するオンライン読書会に、数年前から参加しています。
 
哲学、宗教、芸術、文化から、働き方、教育など、テーマは様々。
4〜5人の小さな集まりなので、濃密な時間です。
経済関係や英語の本のときは、無理せずパス。頭が痛くなるので・・・
 
そこで、今月の本として取り上げられたのが、「愛と祈りで子どもは育つ」でした。
 
 
第一章、冒頭の詩。
 
外国の方の原作を、渡辺シスターが和訳したようです。
 
幼稚園や学校で配られることもあるそうなので、知っている方も多いかもしれません。
 
 
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
 
「親の祈り」

神さま
もっと良い私にしてください。

子どもの言うことをよく聴いてやり
心の疑問に親切に答え
子どもをよく理解する私にしてください。

理由なく子どもの心を傷つけることのないようにお助けください。

子どもの失敗を笑ったりせず
子どもの小さい間違いには目を閉じて
良いところを見させてください。
良いところを心から誉めてやり
伸ばしてやることができますように。

大人の判断や習慣で
子どもをしばることのないように
子どもが自分で判断し
自分で正しく行動していけるように導く知恵をお与えください。

感情的に叱るのではなく
正しく注意してやれますように。
道理にかなった希望はできるだけかなえてやり
彼らのためにならないことはやめさせることができますように。

どうか意地悪な気持ちを取り去ってください。
私がまちがったときには
きちんとあやまる勇気を与えてください。

いつも穏やかな広い心をお与えください。

子どもと一緒に成長させてください。

子どもも私も生かされて愛されていることを知り
他の人々の祝福となることができますように。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
 
 
心に響き、強く揺さぶられる詩です。
 
息子が産まれてきた純粋な喜びと、

健康と幸せだけを願った日を思い出し、

母であること、息子への接し方を、改めて考えさせられます。
 
 
子どもの話をよく聴き、
失敗ではなく、できているところを認めて伸ばし、
大人の価値観を押し付けず、
子ども自身が考え行動できるよう導く力を持てるように。
 
子どもに対して「もっとこうなってほしい」と願うのではなく、
親自身が変わること。
 
そして、子どもと一緒に成長できるように。
 
 
エンカレッジの復学支援の中で教えていただいた、家庭教育と通じる部分が多いように思います。
 
こういう親でありたい、、、
 
息子の不登校を経験した今、胸に染み入る内容です。
 
 
 
本の中には、
 
「子どもに厳しく当たってしまった後で、『今度こそはもっとよい親になろう』と決心する、
そんなことを何度も繰り返してしまうのが人間です。
そういう日々の繰り返しの中で、子どもと共に親も育っていくのです。」
 
とありました。
 
 
息子に対する言動を後悔して涙したり、
明日こそは、と思ってもまた同じことをしてしまって落ち込んだり、
そんな失敗だらけの毎日かもしれませんが、
 
息子が13歳なら、母としてもまた13歳。
失敗を繰り返しながら、一緒に成長していけますように。
 
 
息子の健やかな成長と幸せを祈っています。

 

 

 

 

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