末期がんを告知された
兄(知的障がい者)のおはなし
↓つづきです(^^)
10月2日(日)
兄が居間へ来られなくなり
ムコどのとルーシーは
できる限り兄のいる寝室で
過ごすようになりました
今日の夕食で
兄が口にできたものは
みかんひと切れ
ゼリー2くち
エンシュア2くち
ルーシー:
今日さ ロイちゃん具合が
わるくなったじゃない?
その時のこと覚えてる?
兄(ロイ):
おぼえてない
ルーシー:
そっか~…ふたりで
特急に乗ったことは?
兄(ロイ):
おぼえてる
ルーシー:
そっか、それはよかった
兄はザンネンながら途中で
意識を失ってしまったけれど
肝心な楽しいところだけ…
特急に乗ったことだけでも
覚えていてくれたなら
今日の小旅行は大成功です
画像お借りしました~
ルーシーがベッド脇で
縫いものをしているときのこと
ルーシー:
(扇風機の風で)
目が乾くなー
※無意識につぶやいたので
ルーシーはすっかり忘れていた
兄はそれを聞いて
ルーシーのために扇風機を
とめようと思ったらしい
兄:
(扇風機を)けしていいよ
ルーシー:
そお?だいぶ涼しくなったよね
兄の思惑に気づかず
扇風機の停止ボタンを押す
ルーシーが台所へ向かうために
その場を離れようとする
兄:
あつーい
なぁーんだ。いなくなるなら
扇風機つけて、と思ったか(笑)
ルーシー:
えっ、暑い?つけようか
また扇風機をつける
・・・という
やりとりがありました
このときは、まだ話の内容が
聞きとれておしゃべりできました(^^ゞ
さいごまでお読みいただき
ありがとうございました(^^)
゚.*: 明日もいい日になりますように :*.゜