エロゲはやっぱり中古が一番

全編退屈なし! 青春フラジャイル 感想

前回ちょこっと触れましたが、青春フラジャイル¥4,500(¥3,000で売却)で購入しました。私にはこれでも十分値打ちがありましたが、11月末には¥4,000は切ると思うので、もう少し待ってもいいかもしれませんね。


あらすじ
この世界には、魔法が存在する。
奇跡すら起こせる神秘の力――しかし、その力は秘せられるべきもの。
誰も気づくことのない町の片隅で、夜の闇で、密かに魔法使いはうごめく。
自然に囲まれた温泉の町、悠賀原。
町に住む士紀優人は、偉大な魔法使いの末裔だが、先祖のような力はない。
優人は、ストーカーを自称する鳥羽せつなにつきまとわれる日々を過ごしながら、普通の人間として生きている。
そんな彼の前に、一人の魔法使いが舞い降りる。
リズ・メイサースと名乗る金髪の魔法使いは「あなたの師匠になりにきました!」と押しかけ師匠として優人の家に居座ってしまう。
隠すべき魔法を容赦なく人前でも使うリズに振り回され、優人の平穏な日常はあっさりとぶち壊される。
そして、落ちてきた魔法使いの出現から始まった物語は、町に伝わるおとぎ話“わるいまほうつかい”の正体へと迫っていく。(メーカーHPより)

私は全く知らなかったのですが、もともと儚いとか脆い、壊せないという意味の「フラジャイル」という言葉は漫画原作のTVドラマで有名になったそうです。
「この恋だけは壊せない」とサブタイトルにもあるように、ヒロインと主人公の優人の青春・アオハルにすり寄ってくるおじゃま虫の「わるいまほうつかい」を追っ払って、めでたく結ばれる物語というわけですね。といってもヒロインたちは強かで、たくましい?外見とは裏腹にガラスのような繊細な心を持った乙女です。伝説のわるいまほうつかいからそう簡単には逃れられないようです。



ヒロイン攻略
ヒロインは4人、攻略順は誰からでもいいのですが、企画・シナリオの鏡遊さんお勧めのせつなを最後にする順が一番スッキリしますね。もっともロックがかかっていないのでお好きな順からどうぞ、とも仰られていますが。

まずは桜宮氷緒。優人の幼なじみで、家は“さくらのみや”という老舗の高級旅館を営んでおり、氷緒も仲居として働いています。わかりやすいツンデレで、古式ゆかしいツン多めタイプです。

個別に入ったトタンにデレっデレのほとんどラブコメ物語といった感じですが、暴力娘氷緒がデレたときの破壊力は抜群ですよ。

で、こうなります。

まさかここまでとは(笑)

とはいえ、とある出来事を境にガラっとかわります。この辺りはさすがPurple softwareですね。シッカリと見せ場を作ってくれます。
山あり谷あり、
絶望まで抜かりなく用意されていました。
恐るべし、伝説のわるいまほうつかい!


次いでリズ・メイサースです。

優人の親戚で、海外出身の魔法使いです。いきなり空から降ってきましたが、神秘的な雰囲気などはまるでありません。多くの魔法を使いこなし、空を自由に飛び、物騒な攻撃魔法もお手の物。いつ魔法が周りにバレてもおかしくないほどですが、登場時にリズを助けたせつな以外は不思議と誰も気付いていません。
常識外れの行動が多いのは、魔法使いだからか外国人だからか、はたまた単なる天然なのかよくわかりませんが、このルートも起伏に富んでいて、とても楽しめます。正直なところもっと後で攻略した方が良かったかも、なんて思ったくらいです。

ここでもキーポイントはもちろんわるいまほうつかいなんですが・・・
リズはそれよりもユートとの仲を深める方が忙しい、のかも???

いえ、いえとんでもない。あなた方が良くても、わたしは困るのです。
わるいまほうつかいは決して待ってはくれませんでした。その挙句・・・


メイドで妹の卯月透音。

代々、優人の家に仕えてきた使用人の一族で、今は唯一の使用人として優人の面倒を見ている存在です。
優人に尽くすことがなによりの喜び――と言いつつも、敬意や忠誠心は特に見当たりません。むしろ同居人のリズでさえ士紀家の実行支配者は透音であると認識しているほどです。
体験版でもあったようにご当地アイドルとして活躍することになるのですが・・・

メイド+猫耳というコスプレに絶望的な音痴が加わった強烈な個性がウリの元気イッパイのトーネ、ゆらの援助もあって動画配信が大成功のはず、でしたが、突然訪れます。風前の灯火という極めつけの絶望が。
もちろんわるいまほうつかいの仕業???
これ以上はネタバレになるので、お口チャックです(笑)


ラストはもちろんメインヒロインの鳥羽せつなです。
成績優秀、容姿端麗 、明るく活発な性格に加えて巨乳美少女ときているのだから、学園で人気も高いのも当たり前。ただホンの少しばかりかわっていました。主人公・優人をつけ回すストーカーだったのです。
現在一人暮らし、地元の“ゆえふぁ”というカフェの住み込みウェイトレスをしながら、

おはようからおやすみまでいつでもどこでも振り返れば、せつながいます。ガチのストーカーだったのですが、それにはもちろん深い謎がありました。
それは・・・
ハテ?なんでしたっけ?
痴呆症が進行したのかな、ついさっきまで覚えていたんですけどねえ。
・・・
アッ!思い出しました。
もちろんあの「わるいまほうつかい」が関わってくるのですが、さすが企画・シナリオの鏡遊さんお勧めのラストルート、ロックされていても決しておかしくはないグランドルートでした。


二転・三転、とんでもない結末が待っています。


アマツツミやアオイトリ以上の・・・ここから先はさすがに、シッですよね。
ただここでもリズが大活躍です。全編を通じて一番活躍していたヒロインなのかもしれません。それともボケ専門?

ヒロインを攻略するごとにお約束のアフターストーリーが追加されるのですが、無事4人全てを攻略するとご褒美がついてきます。
それはゆらフワと

響オネエ

二人のHシーンでした。
ホンのひとときの夢。とはいえ結構なオテマエでしたよ。
ご馳走様でした。

発売されて1か月、すでに100以上の評価で平均73点とあまり高くはありませんが、私が90点をつけたかけぬけ★青春スパーキング!に勝るとも劣らない出来でした。もっともこちらの方も平均点はほぼ同じ72点ということは、私が甘過ぎるのかも(笑)
Purple softwareの作品の多くはラストが感動的で、なかでもクロノクロックの主人公の行動がとても印象的だったのですが、今回はそれをも上回っていた、かもしれません。もちろんシッカリとオチまでついていますよ。キャラゲとしても申し分なし、CGや立ち絵のすごさは今更言うまでもなく、これで¥4,500は超お値打ち品でした。


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