前回、”聞こえている”のと”聞き取れる(理解している)”とは別なんですよ。
というお話をしました。
これは、”片耳”と”聞こえ”の核心にふれる問題だという認識が、自分の中に
”もやもや”しながらずっと残っていました。
本当は、一昨年度当時在学していた大学院の修士論文の研究テーマで取り上げたかったので
すが、聴神経腫瘍の手術・療養で休学している上、在学期限もギリギリという崖っぷちの状態で、この問題を深く
追求するには時間的にも、能力的にも無理だと判断しました。
おかげて、大学院の方は無事修了できましたが、この件については軽く触れる程度となり、気持ち的には消化不良
の状態です。
「言葉は聞き取れるけど、その意味がわからない」、「意味を間違えて受け取ってしまう」、「言葉がうまく聞き取れなくて、相手の言っていることがよくわからない」という特徴がある症状を持つ人々は、我々「片耳者」以外にもいます。
「聴覚情報処理障害」(Auditory Processing Disorder:APD)というものです。
現象から見ると、私達と全く同じなのですが、根本的に違うのは、この障害を持つ人たちには聞こえの障害がないということです。
そんな時、こんな記事も見つけました。
NHKの「未来スイッチ」というサイトで紹介されています。
両者に根本的な違いがあることは理解しましたが、
でもどこか、人の聞こえと情報処理の関係について、片耳難聴の我々にも共通するようなヒントがあるような気がしています。
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