補聴器と”良聴器”(片耳日記) | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma 〜

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2017年の11月に聴神経腫瘍が見つかり、2018年の5月に摘出手術を受けました。現在は年1回の経過観察通院中。手術により右耳の聴力を喪失。
そんな”片耳生活”のアレコレをブログにしたためています。
試しにgoogleで、「片耳日記」と検索してみてください(^^)

本日で連続勤務9日目です。
さすがにパフォーマンスが下がってきました(^^;
私の場合、パフォーマンスの低下は”聞こえ”の低下に直結するので辛いです。
 
何度もお話ししていますが、私の場合、右耳が全く聞こえていない「片耳」です。
左耳は人並みに正常に聞こえるので、通常の生活では”全く聞こえなくて困る”という状況には陥ることはありませんが、”中途半端にしか聞こえなくて困る”ということは度々あります。
 
こういうことをお話しすると、健聴者の皆さんにはあまり深刻な問題として伝わりにくいのですが、”そんなことは全くない”というのが、片耳歴3年8ヶ月の感想です。
 
とにかく片耳というのは融通がきかないのです。
何か”メインの音”が聞こえていると、どうしてもその音に”脳が集中にしてしまう”ために、他の音、人の問いかけに反応できないことが往々にしてあります。
そして、この作用は無意識のうちに自動的になされてしまうので困ります。
 
別の音に集中している(自動的)と、ほんの近くにいる人の問いかけすらスルーしてしまうこともあります。これって、露骨に無視されたように感じる人もいて、人間関係がアヤウくなる状況につながることも否定できず、笑い事では済みません。
これの回避を意識的に注意してやっていると、とても疲れてしまいます。
 
とにかく、見た目は普通の人なので始末が悪いのです。
一番良い解決策は、両耳がちゃんと聞こえていた時のように、いろんな方向から入ってくる音、いろいろ入り混じって入ってくる音を臨機応変に聞き分けられることなのです。これが意識することなく自動的にできる”キカイ”があれば最高なのですが...。
 
「補聴器」というのは、聞こえの悪い耳をサポートする機器ですが、全く聞こえていない耳には無効です。
われわれ片耳者にとっては、”聞こえない方の耳”ではなく、”聞こえている耳”をうまくサポートして聴音環境を改善してくれる「良聴器」なるものが開発されないかなぁと切に願う次第であります(^^)

 

 

 

 

 

 

 

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