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IMFこそが1997年の韓国通貨危機の原因だったことを財務省のアーカイブ資料から突き止めた話【財務省が隠蔽か?】

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黒井:雑誌系メディアがここ数日の間に韓国でまた通貨危機が発生するんじゃないかと予測し始めている。きっかけは9月20日の韓国国家統計委員会で発表された衝撃の認定だった。なんと韓国の景気は2年前の2017年9月がピークとされていて、そこから今まで景気後退が続いているそうだ。ここまで景気後退が長く続いているのは1998年の通貨危機以来だという。当時の資料を調べていくうちに我々は韓国が言うところのIMF危機について大きな誤解をしていたことが明らかになってしまった。

※この記事は2019年9月26日に投稿された記事だ。News U.S. で多く読まれた記事の中で、後から読み返しても有益だと思われる記事をいくつか抜粋して再編集し、特選記事として再掲することにしている。

2年前から韓国景気が後退局面、今さら言われても
9/25(水) 6:00配信 JBpress

 「景気の山は2017年9月だった」

 韓国経済は良いのか悪いのか?  こんな論争が続く中で韓国政府がこう認定した。

 2年間、景気下降局面に入っていたわけで、野党や経済メディアなどは、最低賃金の大幅引き上げなどこの間の経済政策への批判を強めている。

 政府は来春の総選挙をにらんで積極財政で景気テコ入れに拍車をかけるが、効果は未知数だ。

 2019年9月20日、韓国の国家統計委員会(委員長洪楠基=ホン・ナムギ=副首相兼企画財政部長官、1960年生)は経済統計分科委員会を開いた。

 この日の議題は、景気拡大の頂点にあたる「山」がいつだったかについての検討だった。

 有識者などで構成する委員会は、「2017年9月」が今回の景気サイクルの中での「山」だったと認定した。
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https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57721

韓国のIMF危機と通貨危機は明確に異なる

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