夜は格段に涼しくなって、熱帯夜はいつの間にか心地よい秋風を感じながら睡眠できるように。

そしてコロナ新規感染者はここ2,3週間は20人から50人の間を行ったり来たりという感じで、過剰に反応している人は少ないですが、人混みの多いところやスーパーなどの屋内ではまだ一応マスクしてね、というお触れはあります。


そんな中、散歩に最適な季節を楽しもう!の会として、San Anton Gardensに行ってきました。


実は、マルタに初めて来た数日間、この公園の近くのホテルに泊まっていたので、久しぶりに懐かしのエリアを散策する、という目的もあります。猫たちがたくさんいたので、元気にしてるかなーというパトロールも込めて、ちょっとしたエサも持ってきました。

 

 

San Anton Gardensは、Attardという閑静な住宅街エリアの中にあり、だいたい日の出から日没まで開門されています。San Anton Palaceという、17世紀頃に建てられたマルタ騎士団の首長?元首?だったアントン様のために作られた住居だったのが、今はマルタの大統領の公館として使われていて、そのお館に併設されています。

San Anton Palace Malta

公園の一部はそういう理由でやや厳しめなセキュリティがありますが、それ以外はいたって、ヨーロッパの公園、という感じ。

 

で、前回こちらを訪れた時は、かなり猫がたくさんいて、マルタに初めて来たときには、まだ家も決まってなかったので、イエネコ達は一緒に来ておらず、なんか猫ロスしてたので、毎日ホテルからここに散歩に来て癒されていたわけです。

 

なのですが、今回はやや勝手が違い、なんと湿った落ち葉の中で昼寝していた1匹しか出会えず。みんな、どこに行ったの!?

 

と思いながらも、いろんな国や地域から輸入して育てられているような植物などを見学しながらぶらり散策していると、この木に出会いました。

 

なかなか立派な木。で、なんか説明書きが木の根元に置いてあるな~とふと注意書き的な石をみると

!!

!!!
 

昭和天皇のマルタの木

なんと、当時皇太子だった、裕仁様により植樹されたらしいのです。。。ちょうど100年前に。

まさか、100年後に日本人の私がここに立ち、この写真を納め、このブログを書くこととなるとは思ってもいらっしゃらなかったでしょう。

後で調べたところによると、ヨーロッパ周遊の船旅で、マルタに寄港されたとのこと。
 

そして、、、猫たち。。。私にこの木を気づかせるために姿を消していたに違いない。。。

マルタの猫たちも空気読めるすごい子たち。。。

 

次に来るときはきっとたくさんの子たちがお出迎えしてくれることと信じて、100年を経たこの偶然に思いを馳せつつ、ランチに向かいました。