雨の日に自転車に乗る気分。

 随分昔になる。和歌山市内へ通勤で通っていたことがあった。数年間。その時、駅リンくんという名前の自転車を月極で借りていて、愛用していた。普段は和歌山駅に駐輪しておき、必要なときに乗り出して職場まで通った。

和歌山市というのは不便な土地である。バスの便もあるが、たかが5キロほどの距離をバスでお金を使うのももったいないと思い、駅リンくんを借りることにしたのだ。

当然、通勤ゆえ、毎日、雨の日もある。ポンチョである。ポンチョをひっかぶり、通勤した。まるで魔女の宅急便のような感じで走るわけだ。風にポンチョのすそがなびき、ひらひらする。ほうきにまたがった魔女のよう。(゚∀゚)

職場では当然、変人扱いである。頑なに車での通勤を嫌い、そうしていた。家からだと職場まで片道25キロほどになり、車の年間走行距離がかなりになるため、電車と自転車を併用していたな。

しかし、今思うとこれが最もエコであり、健康的でもあった。おかげで体調は毎日良かったな。

もうこの歳になると、転勤とかはまずないし、転職もないと思う。だから、もう自転車通勤もないかな、と思うのだが、今の職場は岩出市で隣町だから、距離もちょうど5キロほど。往復10キロだから自転車通勤にはちょうどいい。

なぜ、そうしないのか、というと職場に屋根付きの置ける場所がないからなのだ。一日中自転車を雨に打たせると、かならずドライブトレインが錆びる。一旦錆びると手に負えない。

全交換となってくるから、お金がかかる。それが嫌で通っていない。ま、自転車カバーを持参して覆えばいいだけだが…。

面倒なのでそこまではしていない。車もほぼ毎日動かさないと調子が悪くなるのもある。

さて、今は菜種梅雨である。毎日、雨が降ったり止んだり。自転車には乗れていない。不思議と雨の日にツーリングしている思い出で残っているのはどこぞの屋根下で雨宿りしながら、ポンチョをひと払いし、愛車にかけて乾燥させ、また着るというようなことをやっていたのを思い出す。

独りのときが多かったな。屋根から伝う雨水を恨めしげに見ながら、ずっと小雨になるのを待った。

雨の日は路面に水が溜まっていて、泥はねが凄いことになる。フルガードが活躍するのである。このときほど、フルガードの泥除けがありがたいと思うことはない。だから、私の作る自転車はみな、泥除けが付いているわけだ。

最近は、ライトウェイという台湾製の安いものを見つけたので、これが気に入っている。本所のは美しいが、高いし、凹むのが嫌だ。

今、マッドフラップ関連の材料を注文していて、到着待ちである。手に入ったら、さっそくカットして取り付けをやりたいな、と考えている。自己主張のステッカーもしっかり注文している。楽しみだ。

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