一日中歩かない人はほとんどいないでしょう。屋内外は別として通勤、通学はもちろん、目的地に行くため、社内移動、買い物で少なくとも何歩かは歩くでしょう。

誰でも出来る運動の一つとしてウォーキングがあります。よく1日10,000歩歩くようにと推奨されています。

私自身、1日どのくらい歩くのかスマホにアプリを入れて測定しています。日によって違いはありますが、大体平均は6000歩前後です。

ただ仕事中はスマホを持っていないのでそのくらいになっていますが、キックボクシングの指導中にも測定したら10000万歩は超えていて多い時は何と16000歩くらいの時もありました。

私はパーソナルトレーナーでもあり、キックボクシングトレーナーでもあるので常に動いていますが、ほとんどはデスクワークであることを考えると大分歩数は少ないと思います。

1日10,000歩は短時間では相当難しいと思われます。実際私もそうです。1日掛けてやっとといった感じでしょう。

仕事で中々時間が取れない人にとっては壁が高いでしょう。

そもそも何故1日10,000歩が推奨されたのか?その根拠は厚生労働省の「健康日本21」で身体活動量と死亡率の関連を調査したら、1週間に約2000kcal(1日約300kcal)以上のエネルギー消費が推奨されており、1000歩が約30kcal消費されることから1日300kcal必要だから30kcal✖️1000歩で10000歩であると推奨されたということです。

ちなみに10000歩は普通のペースで約1時間40分だそうです。毎日このくらい歩いているのか?と言われたら疑問ですよね?普通のペースとはどのくらいなのかは記載されていませんでした。


アメリカは1日30分の早歩きを週5回が推奨されています。歩数までは指定されていません。


あとは普通のペースはどのくらいなのか?歩く速度は平均時速4キロ前後だと言われています。人によって感覚は違いますが、個人的にはやや遅く感じます。


また、心拍数を目安にすると効果があると言われています。よくスポーツクラブに入会したばかりの会員さんに、トレッドミルで歩く速度や傾斜を約3分毎に変えて大体10〜15分くらいで心拍数を測定しています。それだと約130前後の心拍数が推奨されています。


全速力で走った後は相当息が切れて会話もままならないですよね?130前後の心拍数は息が切れても会話は出来る感覚、ややきついといった感覚です。


ある調査でも、ややきついくらいがダイエットや生活習慣病の改善に効果があるという結果も出ています。


いくら1日10,000歩歩いても、ややきつい感じではないと効果はほとんどありません。


ウォーキングは勉強するとかなり奥深いです。今後も皆さんに良い報告が出来るように励みます。