このテーマは、極めて重要で基本的なことなのに、なぜか起業開業に関する多くのビジネス書には書かれていません。
特に日本のビジネス書の場合、法的な手続きのことばかりを不必要に難しく解説している本が多いように感じます。
しかし、このテーマは、何らかのビジネスを起業開業するに当たって極めて重要です。
なぜなら、これを知らずにビジネスを始めてしまうと、
どんなに良い商品を開業準備していても、商品がほとんど売れないか、一時的に売れても安定継続的には売れずに、遅かれ早かれ廃業に追い込まれることになるからです。
大変多くの社会保険労務士が、顧問先をほとんど開拓できずに廃業に追い込まれてしまうのも、これを知らずに開業しているからです。
では早速結論から言いますと、「起業」とは、
(1)誰に、
(2)何を、
(3)どのように売るのか、
その「商品が売れる仕組み」を設計し、具体的に創り上げることなのです。
これを知らない起業家は、最も重要な「誰に」「何を」をほとんど考えずに、「何を」「どのように売るのか」ばかりに気を取られて、
営業テクニックや営業ノウハウばかりを真剣に追い求めるノウハウ・コレクターになってしまうのです。
その結果、商品を必要としていない人に、営業テクニックや営業ノウハウを駆使して商品を売ろうとしますので、いくら頑張っても商品がなかなか売れないのです。
商品が安定継続的に売れるためには「商品を必要としている」のは誰なのか、具体的な顧客「ターゲット」の発見が極めて重要です。
なぜなら、具体的な顧客「ターゲット」が明確であれば、
顧客「ターゲット」はどこにいるのか、何を見ているのか、何を読んでいるのか、どんな悩みを抱えているのか、等を調査分析できるようになって、
顧客「ターゲット」に焦点を合わせた効果的な広告宣伝が可能になり、営業テクニックや営業ノウハウをそれほど駆使しなくても、商品が売れるようになるからです。
さらに「商品を必要としている」顧客「ターゲット」ではなく、「商品を今すぐ強く必要としている」顧客「ターゲット」を発見できますと、
多額の広告宣伝費をかけなくても、また、営業テクニックや営業ノウハウを駆使しなくても、商品が安定継続的に売れるようになると共に、
来月、来年はどのくらい売れそうか、予測ができるようになるのです。
社会保険労務士の開業について、もっと詳しく知りたい方は、
ウエブサイト「社会保険労務士/社労士とは定義」を参照してください。
社会保険労務士や社労士受験生の方のご健闘をお祈り申し上げます。
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