坊さんブログ、水茎の跡。

小さなお寺の住職です。お寺の日常や仏教エッセーを書いてます。

地元の神社をお参りしました。

 

関東甲信越地方が梅雨入りしました。
昨年よりも8日早いそうです。

お寺の境内も雨音だけが聞こえてきます。


お花の前にはお地蔵様。
雨の薫りを楽しまれているのでしょうか。


さて、先日近くの神社をお参りしてきました。
隣の地区(さくら市鹿子畑)にある氷川神社です。


目の前の道が新しい県道25号線となって広がったので、お参りしやすくなりました。

過去記事です。

www.mizu-kuki.work

 

石段が続きます。


狛犬がお出迎えです。


こちらが本殿です。


しっかりと管理されていますね。清々しいです。

氷川神社については、辞書に次のようにありました。

西の郷に氷川神社がある。宝暦二年(一七五二)伊勢長島氷川神社(現三重県桑名郡長島町)からの分祀勧請と伝え、祭神は素盞之嗚命・火具産命・大山祇命の三柱。別宮に天満天神を祀る。
『日本歴史地名大系』「鹿子畑村」の項

 

祭神は素盞之嗚命、宝暦2年(1752)の創建だそうです。
ただ、「伊勢長島氷川神社(現三重県桑名郡長島町)からの分祀勧請」と見えますが、調べたところ三重県桑名郡長島町には長島八幡神社は確認できましたが、氷川神社は見当たりませんでした。

この説明によると、本殿の奥に見えるのは天満天神でしょうか。
こちらは、火具産命・大山祇命の二柱かもしれません。


氷川神社を紹介しているサイトを見つけました(「栃木県の神社」より)。

kyonsight.com

 

『鹿沼聞書・下野神名帳』(1800年頃)に「那須郡 天満宮 鹿子畑 東輪寺」と見えるそうです。お寺との関わりが興味深いですね。

また下の方には、同じ鹿子畑地区の「愛宕神社跡」についてもアップされていました。
こちらは以前私が辿り着けなかった神社です。このような場所だったのですね。謎が解けました。

 

その時の過去記事です。

www.mizu-kuki.work


氷川神社から眺めると、一面に水田が広がっていました。


帰りは道沿いのお地蔵様もお参り。


こちらは昔から地元金枝の方々によって守られてきた石仏さまです。


こちらもきれいに手入れされています。
石碑をよく見ると、江戸期のご先祖様のお名前を確認することができました。

あらためて地元の信仰を知ることができました。ありがとうございました。

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最後までお読みくださりありがとうございました。