虹パパの日記

40代介護福祉士です。日本を良い雰囲気にしたいです。

感染症「予防」対策の参考にもなる「養生訓」39ー飲酒その4ー

2020-09-29 17:49:00 | 養生訓
旅行で食べ過ぎたせいで、今朝体重を測ったら1キロ増えていましたぁ〜、ドンマイ
ということで、益軒さんの教えにならって今日の昼食はお腹があまり空いていなかったので、抜いてみました。
今もあまり腹ペコではないかなぁ〜今日はおやつも抜きにしま〜す

のつづきです。

五湖漫聞(ごこまんぶん)といへる書に、多く長寿の人の姓名と年数を載て、「其人皆老に至て衰ず。之問ふ皆酒を飲まず」といへり。

今わが里の人を試みるに、すぐれて長寿の十人に九人は皆酒を飲ず人なり。

酒を多く飲む人の長寿なるはまれなり。

酒は半酔にのめば長生の薬となる。


五湖漫聞(ごこまんぶん)という本に、たくさん長生きした人の名前と年齢を載せて(張翁113歳、王○洲130歳、毛間翁103歳、楊南峯89歳などの記載があるらしいです。)、「この人たちは皆老いても衰えず。これを問うと皆酒を飲まず」とある

・自分の地方の人はどうかと思って調べてみると、元気で長生きの人の10人に9人は皆酒を飲まない人だった

・酒を多く飲む人で長寿の人は稀である

・酒はほろ酔い程度に飲む分には長生きの薬になる


元気で長生きの人の10人に9人は皆酒を飲まない人


とは、全く飲まない人なのか?それともほろ酔い程度には飲む人なのか?

気になります。

最後の一文を読む限りでは、ほろ酔い程度には飲む人たちだったのかなぁ


酒をのむに、甘き物をいむ。

又、酒後辛き物をいむ。

人の筋骨をゆるくす。

酒後焼酒をのむべからず。

或一時に合のめば、筋骨をゆるくし煩悶す。


・酒を飲むときに、甘いものを食べるのはよくない

・また、酒を飲んだ後で辛いものを食べることもよくない

・人の筋骨をゆるくする

・酒を飲んだ後で、焼酎を飲んではいけない

・両方を一度に飲むと、筋骨をゆるくし、煩い苦しむよ(「ちゃんぽん」で飲んじゃダメよ、ってことかな。確かに色々な種類のお酒を一度に飲むと悪酔いする気がする・・・)



焼酒(しょうちゅう)は大毒あり、多く飲べからず。

火を付てもえやすきを見て、大熱なる事を知るべし。

夏月は、伏陰内にあり、又、表ひらきて酒毒肌に早くもれやすき故、少のんでは害なし。

他月はのむべからず。

焼酒にて造れる薬酒多く呑べからず、毒にあてらる。

薩摩のあはもり、肥前の火の酒、猶、辛熱甚し。

異国より来る酒、のむべからず、性しれず、いぶかし。

焼酒をのむ時も、のんで後にも熱物を食すべからず。

辛き物焼味噌など食ふべからず。

熱湯のむべからず。

大寒の時も焼酒をあたヽめ飲べからず。

大に害あり。

京都の南蛮酒も焼酒にて作る。

焼酒の禁(いましめ)と同じ。

焼酒の毒にあたらば、緑豆(ぶんどう)粉、砂糖、葛粉、塩、紫雪など、皆冷水にてのむべし。

温湯をいむ。


・焼酎は大毒がある、たくさん飲んだらダメ

・火を付けて燃えやすいところを見ても、ひどく熱があることを知っておくべき

・夏は陰気が腹に篭りやすい、また、服装も開放的で酒の毒が早く皮膚から出て行ってくれるから、少し飲むのは害はない

夏以外は飲んではいけない

・焼酎で作った薬酒はたくさん飲んではいけない、毒にあてられる

・薩摩の泡盛、備前の火の酒(アルコール分の多い酒)は、いっそうキツい

・外国の酒は飲んではいけない、成分もわからず怪しいよ

・焼酎を飲む時も、飲んだ後に熱いものを食べてはダメよ

・辛いもの、焼き味噌なども食べちゃダメよ

・熱湯も飲んじゃダメ

・大寒の時も焼酎を温めて飲んではいけないよ

・大いに害がある

・京都の南蛮酒も焼酎で作ったものだから、焼酎と同じ注意が必要

・焼酎の毒にあたったならば緑豆の粉、砂糖、葛の粉、塩、紫雪石川県に、江戸時代から伝承される家庭薬。内服用の練り薬で、熱病・傷寒・酒毒・吐血・食滞などのときに用いる。ーコトバンクーより)などを冷たい水で飲むのが良い

お湯ではよくない


焼酎は「熱」のものだから、

・辛いもの

・熱いもの

と一緒は体を焼くような感じでしょうか・・・とにかく良くない、と。


ちょっと面白いな、と思ったのは、

・酒と一緒に甘いものはダメ〜

と言っておいて

・焼酎の毒にあたった時は

・砂糖を冷たい水で飲むと良いよ〜

と言っている、笑


まぁ、とにもかくにも

焼酎のお供のおつまみには気をつけた方がよさそうです


以上、「飲酒」シリーズは終〜了〜


最後まで読んで頂いて有り難うございます

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