哺乳瓶はいつまで使う?歯並びに影響を与えるって本当!?

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赤ちゃんは、哺乳瓶でミルクを飲むか母乳を飲んで大きくなります。

赤ちゃんが一生懸命ミルクを飲む姿は本当に愛らしく、いつまでもこのままでいてほしいなと思ったりしますよね。

でも、そんな赤ちゃんも大きくなって歯が生えくると「虫歯や歯並びのこと」が気になってきます。

離乳食が始まればなおさらです。

哺乳瓶は、明確に「○ヶ月まで」と決まっているものではありません。

哺乳瓶を使わなくなるためには、ミルク以外のものから栄養を取れるようにならなければいけません。

離乳食の完了が1才~1才半が目安ですので、だいたいそれと同じぐらいの時期に哺乳瓶を使わなくなる子供が多いようです。

歯医者さんによっては

「1才頃に哺乳瓶を卒業するのが理想」

と言われる先生もいらっしゃいますが、個人差が大きいのであまり焦らなくても良いのではないかなと思いますよ。

ゆっくりと子供の様子を見ながら、哺乳瓶卒業のタイミングを計ればいいのではないかなと思います。

フォローアップミルクなどを1才過ぎてからも与えることもあると思います。

でも、それは哺乳瓶ではなくてストロー付きのマグなどを少しずつ練習させてあげると良いでしょう。

そして気になるのが「哺乳瓶と歯並びのこと」です。

悲しいことに、「哺乳瓶を長く使うと、歯並びに悪い影響があるのではないか」と言われています。

ただ最近では様々な事情で、母乳ではなく哺乳瓶を活用される方が多いです。

哺乳瓶は、お母さん以外でも授乳ができるなど、とても便利な反面。

おっぱいから哺乳するよりも、口の周りの筋肉の発達が促されないというデメリットがあるそうです。

哺乳瓶は母乳に比べると、吸う力が弱くても簡単に飲める仕組みになっています。

ただ、歯並びを良くするには、アゴを大きくしなければいけません。

アゴを大きくするには、口の周りの筋肉を発達させる必要があります。

そのため、哺乳瓶を長く使い続けると歯並びが悪くなると言われるのだそうです。

…とは言うものの、我が家の二人の子たちは哺乳瓶は使わず完全母乳で育ちましたが、正直歯並びはそこまで良くありません。

完全母乳で育てたからと言って、アゴが大きくなったかというとそうでもないですし。。。

口の周りの筋肉を発達させるのは、離乳食が完了してから固い物をしっかりよく噛んで食べるということでも、カバーできるような気もします。

赤ちゃんに空の哺乳瓶を吸わせるのはNG!?そのワケは?

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哺乳瓶を吸うということが、赤ちゃんの「安心材料」となっている場合。

子どもを泣きやませるために、おしゃぶりの代わりとして空の哺乳瓶を吸わせる方がいらっしゃるようです。

調べてみると、空の哺乳瓶を吸わせると空気が体の中に入って、吐いてしまったりする恐れがあるとか…。

しかし、NICUでは哺乳瓶の乳首の部分だけを外しておしゃぶりの代わりにくわえさせているという話もありました。

うーん…空の哺乳瓶を吸わせるのがNGなのか、どうなのか…

真偽のほどはわかりません(ごめんなさい)。

はっきりいって「育児の常識」なんていうものはコロコロ変わっていきます。

一昔前まではダメだったことでも、今だったら逆にOKとされるというのもよくある話です。

「空の哺乳瓶を吸わせても大丈夫なのか?」が気になるのであれば、信頼できるかかりつけのお医者さんや助産師さんに、健診のついでに聞いてみると良いと思いますよ。


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哺乳瓶が虫歯になるってどういうこと?どう飲ませればいいの?

「哺乳瓶虫歯」って聞いたことありますか?

「哺乳瓶虫歯」とは、上の前歯を中心にした虫歯のことなんだそうです。

「神聖な赤ちゃんは、虫歯なんかにはならないんじゃないの?」と思ってしまいそうですが。

でも、歯が生えてきた瞬間から「虫歯になるリスク」があるので、気を付けてちゃんとケアしていかなければいけません。

乳歯は永久歯よりもやわらかいので、特に虫歯になりやすいのです。

虫歯ができてしまいやすい哺乳瓶の使い方には、次の2つがあげられます。

★赤ちゃんが虫歯になってしまいやすい哺乳瓶の使い方
①寝かしつけなどの長時間使用
寝かしつけるときなど、哺乳瓶をくわえたままにしていると長時間に渡ってミルクが歯の表面に接し続けます。

ミルクの成分は虫歯の元になってしまいます。

②甘い飲み物をダラダラ与える
当たり前ですが、ジュースなどの甘い飲み物を哺乳瓶でダラダラとあげてしまう。

そんなことが習慣化されてしまうと、赤ちゃんだって虫歯になってしまいます。

これらのことを防ぐには、普段から

  • 寝かしつけのときは極力麦茶や水にする
  • ミルクを飲ませたら歯を磨く(または、お茶などで口の中を流す)
  • 日中も甘い飲み物を与えすぎないようにする
ということが大事です。

日中の甘い物を控えるのは比較的簡単ですが、寝かしつけのときに哺乳瓶をやめるのはハードルが高いですよね。

入眠時に哺乳瓶からミルクを飲むのは、お腹がすいているというよりも「安心するから」という理由も大きいと思います。

「そろそろ哺乳瓶を卒業したいな」と思うような月齢なら特にその傾向が強いと思います。

先ほども話しましたが、私は完全母乳で二人の子どもを育てており、二人とも2才頃まで入眠時におっぱいをあげていました。

上の子は「そろそろバイバイしようか」ですんなり卒乳。

下の子は、私が体調を崩して服薬するために泣く泣く断乳でした。

個人的には、仕事復帰や体調面などでやむを得ない理由がないのであればですが。

赤ちゃんが、自分から哺乳瓶がなくても眠れるまで、自然に哺乳瓶卒業するのを待ってあげても良いんじゃないかなと思います。

大人になっても哺乳瓶が手放せないという人はいません。

虫歯や歯並びのリスクをしっかりと対応してあげておけば、気長に構えてあげても良いのではないでしょうか?

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哺乳瓶はいつまで使う?のまとめ

「哺乳瓶はいつまで使うのか?」ということについてみてきました。

最後にポイントをおさらいしておきましょう。

  • 哺乳瓶は、明確に「○ヶ月まで」と決まっているものではありません。
  • 離乳食の完了(1才~1才半頃)と同じぐらいの時期に哺乳瓶を卒業する子供が多いです。
  • おしゃぶり代わりに空の哺乳瓶を吸わせると、体に空気が入り込んで良くないという場合もあるそうですが、気になる場合はかかりつけのお医者さんに聞いてみましょう。
  • 寝かしつけ時など長時間哺乳瓶でミルクを与え続けると、上の前歯を中心に虫歯になることがあります(「哺乳瓶虫歯」と言います)。
  • 寝かしつけ時はお茶や水にしたり、ミルクのあとは歯を磨いたりお茶を飲ませてできるだけ虫歯が出来にくい口内環境にしてあげましょう。
哺乳瓶は、子供がまだ小さなうちだけ使用するものです。

でも、使い方によっては歯並びに影響してしまったり、虫歯の原因にもなる可能性のあるものです。

「無理にならない程度に」ということが大前提ですが、まずは「子供のこと第一」で考えてあげて、最善と思うものを選ぶようにしてあげたいですね