在宅介護16年の闘い。

要介護4の父をリアル在宅介護してきた約16年を振り返る日常

生命保険契約照会制度!【親の生命保険が解らない時に知っておくべき大事な制度!】

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皆さん、こんにちは。^^

今回は自分の親や家族が亡くなってしまった際、生命保険の加入状況などが解らない場合必要な知識になります。

生命保険契約照会制度を利用して、親や家族の生命保険加入状況等を確認する事ができます!」

【生命保険契約照会制度って何?】

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この制度、ご存じの方はほとんど居られないんじゃないでしょうか?

それもそのはず、この制度は2021年7月1日からスタートしたばかりの、まだ新しい制度なんです。

もちろん自分も今回の記事を書くまでは、全く知りませんでした!

そもそも親や家族が亡くなるタイミングでないと、必要ではないからと言うのもありますね。

  • 遠方で暮らす親の生命保険加入状況なんて知らない!
  • 家族の生命保険加入状況なんて、話し合ったこともない!
  • そもそも生命保険に加入してたのかどうかも知らない!

➡ ポイント!

保険金は申請しないと貰う事が出来ないため、家族や親族がもらえるべきはずの保険金を貰えない!?(知らない・解らない)という事態は珍しくないそうです。

◎生命保険契約照会制度とは!

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親や親族が死亡あるいは、認知判断能力が低下して生命保険契約の有無や加入状況が解らない場合に生命保険契約照会制度を利用して調べる事ができます。

◎この制度を使う前にまずやる事!

まずこの制度で調べる前にいくつかするべき事があります。

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  1. 手がかりとなる書類などを探す。(保険証書、契約内容や生命保険控除証明書などのお知らせ郵便物など)
  2. 預金通帳から保険料が引かれていないか確認する。
  3. 会社員の場合は、年末調整時に提出する保険料控除申告書を確認する。(勤務先の担当者に問い合わせてみる)

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◎書類や通帳でも解らない場合はどうすればいい?

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  1. 生命保険会社の名前の入った、カレンダー・クリアファイル・ボールペンなども探してみる。
  2. もし生命保険に加入していた場合、生命保険会社が解ればその会社に連絡を取り必要書類等を揃えたり本人確認などで照会する事ができます。

※必要書類の例(詳細は各保険会社にお問い合わせ下さい)

  • 「死亡診断書」などの死亡したことが分る書類
  • 「戸籍謄本」などの死亡した人と契約照会する人との関係が分る書類
  • 「運転免許証」などの契約照会をする人について、本人確認できる書類。

【いろいろやってみたけど、やっぱり解らない場合!】

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「住まいの一通り探してみたけれど、生命保険の加入状況が分るような書類等が何もなかった。」

そんな場合は、国内全ての生命保険を取り扱う会社42社で契約照会ができるシステム

➡ 生命保険契約照会制度があります!

◎この制度の詳細!

いろいろと決まり事があるので、詳しく見ていきます。

【制度を利用出来る場合(照会対象者)】

<平時>

  • 死亡あるいは認知判断能力の低下(所定の診断書による医師の判断が必要)

<災害時>

  • 死亡もしくは行方不明(災害救助法が適用された地域等において被災し、家屋等の流出や消失等により生命保険契約に関する請求が困難な場合)

【制度を利用できる方(照会する)】

<平時>

  • 照会対象者が死亡している場合。➡照会対象者の法定相続人や法定代理人等
  • 照会対象者の認知判断能力が低下している場合。➡照会対象者の法定代理人、三親等以内の親族等

<災害時>

  • 照会対象者が災害により死亡もしくは行方不明になっている場合。➡照会対象者の配偶者・親・子または兄弟姉妹等

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【この制度には利用料金がかかります!】

<平時>

  • 1回の照会につき、¥3000(税込み)

<災害時>

  • 無料です

◎制度の申し込み先

<平時>

インターネットまたは郵送となります。

「郵送」をご希望の場合でも、生命保険協会のホームページにアクセスして、必要書類を請求する必要があります。

※注意!電話やメール等での申し出は受付ていません。

<災害時>

災害受付専用連絡先(生命保険相談所)
フリーダイヤル 0120ー001ー731
◎受付時間

月曜~金曜:朝9時~夕方5時(祝日、年末年始を除く)

※その他の詳細等は生命保険協会のホームページをご覧ください

生命保険協会 生命保険契約照会制度のご案内 | 生命保険協会

【あとがき】

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親や家族が亡くなるという事は、長い人生の中でもそう起こる事はないと思います。

子供は大きくなれば、それぞれ自立して家を離れて所帯を持ちます。

兄弟姉妹も社会人になり、それぞれ別々に暮らしがスタートすればお互いの保険の話なんてなかなかしませんよね。

親や家族がどの会社で?どんな生命保険に?加入してるかなんて、解らないのが普通かもしれません。

それに、親と「どんな生命保険に加入してるの?死亡保険金はいくら?家族の誰が受取人?」なんて話もなかなかないかもしれません。

皆さんは、今回の記事の内容を見てどうでしょうか?

兄弟姉妹はともかく、親の生命保険加入状況なんかはある程度把握しているでしょうか?

うちの場合は母親のみが生命保険に加入しており、

  • どこの生命保険会社で現在の担当は○○さんで
  • 保険証書はここにしまってあって
  • 家族の誰が受け取り人で
  • 保険金はいくらで

などなど、有事の連絡先等まで全て自分が把握しています。

母親が高齢という事もありますし、万が一の時にはスムーズ手続き出来るように元気なうちからやっておくべき必要な対策だと思います。

何かの機会でご両親や兄弟姉妹で話す機会があれば、一度「それぞれの生命保険事情について。」を話題にしてみてはどうでしょうか?

今回の記事が少しでもお役に立てればと思います。^^

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