強風でテントやタープが飛ばされる危険があるのでペグをしっかり打ち込んで地面に固定するのは当たり前ですが、整備されたキャンプ場であっても地面が硬かったり河原近くのサイトは石が、森林サイトは根っこが埋まっていてペグが打ち込み難い場所は結構あり、ペグを地面に打ち込むハンマーの優劣で設営の手間が大きく変わる状況があります。

我が家で愛用している村の鍛冶屋 アルティメットハンマーは、新潟県燕三条（高い鍛冶技術で有名な地域）の高度な鍛造製法で生み出されたペグハンマーです。



購入した理由
村の鍛冶屋 エリッゼステーク 28㎝を購入するとき、鍛造ペグをしっかり地面に打ち込めるハンマーということでエリッゼステークのために作られたであろう村の鍛冶屋 アルティメットハンマーに決めました。
このハンマーはヘッドの材質（ステンレス／真鍮）とボディの塗装（銀のクロームメッキ／黒のカチオン塗装）の４通りの組み合わせから選択できる商品で、私は真鍮×黒のカチオン塗装の組み合わせに、また柄の部分に名前の焼き入れもして頂きました。




使用した感想
両口玄能タイプではなく打撃側と反対側がペグ抜きに分かれています。
打撃側が反対側より重たいのでペグの打ち込み時に安定しやすく自重だけでも威力があります。
打撃側の面も広めで多少いい加減に打って芯を外してもペグに力が伝わります。
交換式の真鍮製ヘッドはペグを打ち付けたとき柔らかく受け止めて重低音を響かせます。（たぶんステンレス製ヘッドの方は高い金属音が響くのだと思います）
ペグ抜きはエリッゼステークに特化したものではなく汎用性があると思います。
柄は樫の木で暖かみがあり手に馴染みます。
柄の部分は後端に向かって曲線形状に膨らんで行くので強く握らなくても振りやすいです。
柄の紐を腕に引っ掛けられるのですっぽ抜けても周囲に被害が及ばない筈です。
ハンマーなどは一生ものの道具になりますからヘッドが交換出来るのは嬉しいです。（いまのところヘッドが潰れはしていますが交換までの道程は遠そうです）
地面にペグを打ち込むことが気持ち良く出来てストレス発散にもなります。

他のペグハンマーを試したことがないのですが、村の鍛冶屋 アルティメットハンマーは美しい金槌（DIYは苦手でも工具には萌えるので）なのに実用的で素晴らしい逸品だと思います。

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